スイス・ジュネーヴ留学日記

スイス・ジュネーヴの大学院生の留学記録。

現地到着後のTo do リスト 〜完結編〜

Bonjour,

タイトル通り、とうとう現地到着後の事務的な手続きが全て終わりました!!3ヶ月もかかった…長かった…

前回の記事では到着後1ヶ月以内に終わらせた手続きをまとめましたが、今回はその後の、銀行口座開設と滞在許可証、保険の申込についてまとめたいと思います!

 

銀行口座の開設

留学期間が短ければ、留学先の現地の銀行口座は開設しないという人も結構いるようです。数ヶ月〜半年、ときどき1年間の留学でも開設しない人もいます。

私は後々、有給のインターンをしたりしたいなと考えているので、そのためにも早いうちに開設しておくことにしました。今回開設したのは、UBSの口座です。

開設の流れは、予約を取る→銀行に行って手続き→後日カードが送られてくる という形で、日本の銀行とほぼほぼ同じでした。

問題は、予約がなかなか取れないこと…インターネットに予約フォームがあるのですが、どうやら本予約ではなく予約の申請しかできないらしく、申請をしては数日後に「お客様の申請は通りませんでした」みたいなメールが届くばかりで、なかなか開設できずに時間がかかりました。

私は友人にUBSの社員の方のメールアドレスを教えてもらって、直接やりとりをしてようやく予約を取ることができました。(それでも返信が遅かったりして、予約を取るまでに3週間ほどかかりましたが…)UBSに直接出向いて予約を取るという方法もあるようです。とりあえずできる限りの手を尽くしてがんばるほかないかも。

ちなみに滞在許可証が届かなくても、大学院の入学許可証を持っていけば開設することができました。

手続きからカードが届くまでは数日〜1週間かかりますが、開設したその日からアプリで口座を使うことができました。

 

こちらがUBSです。支店はジュネーヴにたくさんあります。

滞在許可証

念のため、滞在許可証の申請の全体の流れを。

①到着後、必要な書類をOCPM(ジュネーヴ移民局)に郵送

前回の記事ではここまで書きました。

 

②生体情報を登録の予約案内が届く

滞在許可証をもらう前に、OCPMに行って指紋や顔写真などの生体情報を登録する必要があります。そしてその登録に行くための予約をしなければなりません。

10月下旬ごろにようやく、予約の案内の紙が郵送で届きました!9月下旬に郵送したので、そこから約1ヶ月かかりました…

紙にあるバーコードから予約フォームに入って予約をします。
が、すでに最短で予約できるのが12月初旬!!!!

またここから1ヶ月以上待つのか…と途方に暮れそうになりましたが、どうしようもないので12月の1週目に予約を取りました。

 

③生体情報の登録

そしてこの間、とうとう登録に行ってきました!OCPMの生体情報登録センターみたいなところで指紋とサインの登録、顔写真の撮影をしてきました。

きれいなオフィスのようななところでした。
なぜか小さいショッピングモールの3階に入っていました。

ついてすぐに番号札を渡されて、10分くらい待ちました。

かかった時間は全部で30分くらいでしょうか。予約制だから混雑していることもなく、ささっと終わりました。

 

④滞在許可証の受け取り

登録から約1週間で、滞在許可証が郵送で届きました!ポストに投函されるのではなく、パスポートを持って郵便局に行き、手で受け取らなければならないようです。

それにしてここまでさんざん待たされた割には、最後だけスピーディーでびっくりしました笑 とりあえず年内に手続きが終わってよかったです。

ちなみに滞在許可証の申請・発行に232CHFかかります。

 

保険の申込

ジュネーヴの留学生はみんな保険に入らなければいけないようです。日本の留学保険に入っていて要件を満たしていれば、必要な書類に保険会社からサインをもらって提出することで免除されます。もしくは、スイスに来てから3ヶ月以内にスイスの留学生保険にはいらなくてはなりません。入らないと、ジュネーヴ州かスイスかの国の健康保険に自動的に入らされてしまうらしい…

私は留学に来る時に、日本の大学指定の保険に入らなければならないという必須要件があり、日本で海外留学保険に入りました。ところが、この保険はスイスの設定している「妊娠・出産系も全てカバーしている」という条件を満たさなかったので、なぜか二重で保険に入るはめに…

Score Studiesという保険会社の保険に入りました。インターネットから申し込みができます。あとは保険会社がジュネーヴ州とのやりとりはやってくれるそうです。

 

というわけで、面倒な事務手続き関係は全て終了しました!長かった… クリスマス前に全て終わってよかったな〜と思っているところです。

 

ジュネーヴ交通事情

Bonjour!

1週間に一つ記事を投稿することを目標にしていたのに、学校の授業やら友達との予定やらに追われて気づいたら1ヶ月近くも経っていました…

ブログに書き残しておきたいことがどんどん溜まっていくばかりだから早めに更新しなくちゃ💦

さてさて、タイトル通り、今日はジュネーヴの交通事情をまとめてみました。

 

ジュネーヴ市内の移動

バス

ジュネーヴ市内を移動するときの交通手段ひとつ目は、バス🚌

初めてバスに乗った時に驚いたことは、バスが2両連結していること!!日本の電車のように連結部分があって、バス自体がめちゃくちゃ長いです。これをうまく操るバスの運転手さん、すごすぎない??

 

連結部分も日本の電車より長くて、足元もしっかりしています。連結部分になんて乗れなそう、角を曲がったら倒れそうと思ったのですが、下の鉄板?が大きくて安定しているので、ここに立っていてもしっかりバランス取れます。

バスは、ジュネーヴ市内はもちろんのこと、国境を超えてフランスまで走っているものもあります。フランスのスーパーにお買い物に行くときは、そのバスに乗って行きます。

バスの車内

 

トラム

トラムは路面電車のこと。レールの上を走っていますが、モノレールに乗っているかのようななめらかさ。この滑らかさゆえに、実はバスよりトラムの方が好きな私です。ただ、最寄りのバス停はバスしか止まらないのでトラムに乗ることは少なく、乗るときはいつもワクワクしています笑 

こんな感じで、街中をたくさんのトラムが走っています。

 

トラムの車内

バス停とトラムの駅は同じ。例えばNationsには、バスとトラムの両方が止まります。ただ、バス停とトラムの乗り場は少し離れているので徒歩での乗り換えが必要です。

バスやトラムの乗り場の目印。

 

トラムやバスの乗り方

トラムやバスは、番号やアルファベットが割り振られています。5番バス、15番トラム、Fのバスといった感じ。

 

チケット

トラムやバスに乗るときは、乗る前もしくは車内でチケットを買います。10分以内の移動と、1時間以内の移動で料金が分かれています。

日本のバスのように車内でチケットを回収したりすることはなく、基本的にはそのまま乗ってそのまま降りて行きます。なので正直、無銭乗車も可能です…

ただ!ときどきチケット検閲があり、そのときにチケットを持っていないと罰金です!罰金は1回目90フラン、2回目180フラン、と増えていくとのうわさ。しかもチケット検閲のときは、降りれないようにバス停とバス停の間で乗ってくるようです!怖い…

ちなみに私は1年間400フランの市内バストラム乗り放題パスがあるので、チケットの心配は入りません😊

バスとトラムの切符販売機。
左上の電光掲示板で、あと何分でバスが来るかをチェックできます。
乗り降り

車内のシステムは、バス・トラム共に同じ。降りるバス停に着く前にボタンを押すシステム。日本と同じです。ただ、ボタンを押さなくても全てのバス停に停車するときもあれば、ボタンを押さないと素通りされる時も。たぶん深夜や早朝は、人が乗り降りする様子のないバス停は飛ばしているんだと思います…

が、いまだにシステムがよくわかっていないので、毎回きちんとボタンを押すようにしています。ボタンを押して、車内にある小さいモニターのバス停の名前の横に Stop の表示が出れば安心。もしくは、自分から一番近いドアの上についている小さいランプが光れば、そのドアは次のバス停で開いてくれるはずです。

ちなみにバスやトラムのドアは自動で開かないこともあるので、降りる場合はドアの一番近くにあるてすりについているボタンを押して自分で開けます。乗る場合はドアについているボタンを押すか、もしくはドアの横にある掌マークのところをタッチするとドアが開いてくれます。

 

自転車

ジュネーヴは自転車もよく整備されています。ほとんどの道路に自転車専用レーンがあり、よく自転車が通っています。通学路を歩いていると、うしろに屋根付きベビーカーのようなものをつけた自転車を一生懸命漕いでいるお父さんをよく見かけます笑 

 

ジュネーヴ外への移動

鉄道

ジュネーヴから隣の街や遠くへ出かける時に使うのが、鉄道です。ジュネーヴ駅(コルナヴァン駅)から乗る場合がほとんど。

スイスの他の都市(ローザンヌモントルー、ベルン、チューリッヒバーゼル、インターラーケンなどなど)に向かう電車が多いですが、国外へ向かう電車も多く見かけます。

例えばフランスのリヨンや、イタリアのミラノ、ベネチアへは乗り換えなしで行くことができるのでとっても便利!ドイツも隣国なので電車で行くことができますが、その場合はチューリッヒで乗り換えるルートのようで、ジュネーヴから直行でドイツに行く電車はなさそうです。

ジュネーヴ駅の様子。SBBはスイスの鉄道会社です。

 

日本のJRのような電車はなく、全て特急電車のような見た目です。

 

電車内の座席は、日本の新幹線式。
でも、自分で向きを変えることはできず、全部固定されています。

電車の座席は、向かい合わせで4人掛けのことが多いですが、混雑しているときはみんな気にせず相席です。ほとんどの人が、「ここに座ってもいいですか」と声をかけてから座ります。混んでいるときに4人掛けに1人で座っている人がいるせいで座れない…などのストレスがないので、私は結構好きな文化です。

飛行機

国外へ行く場合など、飛行機も使います。空港もそんなに遠くはなく、中心地からバスで30〜40分もあれば着くので、アクセスは良いです。

今までいろいろな場所に旅行をしてきましたが、私は一度も飛行機を使ったことがありません笑 電車の旅が好きなので、ほぼ全て鉄道で移動しています。

 

ちなみに、スイスの交通の良いところは、ほとんど時間通りに来ること!もちろんヨーロッパなので日本と全く同じように、というわけには行きませんが、バスやトラムも予定時刻の5分以内くらいにはほぼ必ず到着します。

鉄道も、遅れる場合は車内アナウンスで「現在〜分遅れています」ときちんと放送してくれるので、安心感がすごい!笑

 

 

実はジュネーヴに来て1ヶ月以内の頃に交通事情についての下書きを書いていたので(バス・トラムのパートなど)、だいぶ慣れてしまった今読み返すと、変な感じ。今では当たり前過ぎて、こんな記事を書けないかもしれない…やっぱり来たばかりの新鮮な気持ちを残すのは大事ですね笑

ジュネーヴ散歩

Bonjour,

今日はジュネーヴの街を紹介したいと思います。こちらに引っ越してきて約1ヶ月半が経ったので、だんだんとジュネーヴの街に関しても少しずつ詳しくなってきたはず?

まだまだ探検しきれていないエリアもたくさんありますが、今日はざっくりと、今までに開拓したところまで、ジュネーヴの街を紹介したいと思います!

 

ジュネーヴ 概要

ジュネーヴは面積からすると、とても小さい街です!面積は15.93㎢、渋谷区と同じくらいの広さだそう。私の生活範囲は全てバスで30分で届く範囲内にあります。狭くてつまらない?確かにそうかもしれませんが、東京に住んでいた私からすると、どこもアクセスが良くて住みやすい!

 



 

ざっくりとした地図を載せてみました。赤く囲ってあるところがジュネーヴの街。(ジュネーヴ州の中の、ジュネーヴの都市を囲みました)紹介するエリアごとに1〜5まで番号を振ってあります。

  1. 国際機関が集まる、国際都市エリア。(赤に塗ってあるエリア)
  2. ジュネーヴ駅の周辺。(黄)
  3. シンボル!レマン湖
  4. ジュネーヴのショッピング街。(青)
  5. かわいらしい街並みの旧市街。(緑)

距離感としては、一番端っこの 1. 国際都市エリアから 5. 旧市街エリアまでバスもしくはトラムで30分ほど。

エリアごとに一つずつ紹介していきます!

 

国際都市エリア

名前の通り、国際機関がたくさん立ち並ぶエリア。国連、UNHCR、ILOWIPOなどなど把握しきれないほどの国際機関が。また、デロイトトーマツなどの有名企業のオフィスも見かけます。街全体としては静かで綺麗なオフィス街のような雰囲気。

 

この辺りには、ガラス張りのビルが点在しています。

国連本部の前にある「壊れた椅子」のモニュメント

私の大学院もこのエリアにあります。とっても静かで治安も良い!この周辺の治安は日本と同じくらい安全と言っても過言ではない気がする…それくらい落ち着いた、安全な地域です。緑が多いのも私のお気に入りポイント。

オフィス街と言っても緑に囲まれています

こんなのどかな風景に出くわすことも。

 

ジュネーヴ駅周辺

先ほどの国際都市エリアからバスやトラムに5〜10分乗ると到着するのが、ジュネーヴ駅。

余談ですが、ジュネーヴ駅はとても厄介なことに名前が2つあります。ひとつはもちろん、ジュネーヴ駅(Geneve)。もうひとつは、コルナヴァン駅(Gare Cornavin)

ジュネーヴ駅」は、ジュネーヴと他の街や国を行き来する電車に対して使われている名前。ホームの看板に「Geneve」と書かれていたり、他の地域から電車に乗ると「ジュネーヴ行き」と表示されていたりします。

「コルナヴァン駅」はなんとも聞き慣れない名前ですが、たぶんジュネーヴ市内での呼び方。例えば、ジュネーヴ市内を走るバスやトラムでは「コルナヴァン行き」と示されています。駅構内にあるスーパーも「コルナヴァン店」という名前です。ジュネーヴ市内での愛称なのかもしれませんが、外から来た人からしたらややこしいことこの上ない…😅

コルナヴァン駅の正面

せっかくなので、駅構内の様子も紹介!

ここの駅構内のスーパーは365日、22時まで営業しているのでとても助かります!とはいっても実際に生活していると日曜日にスーパーに行くことはあまりないのですが…笑

駅舎の中にもスーパーやファストフード店、携帯ショップなどお店が入っています。

改札のない駅構内

駅前はバスやトラムの停車場になっていることもあり、道路はかなり混雑していることがほとんど。

ジュネーヴは安全な街だと良く聞きますが、駅周辺は割と常に人でごった返しています。駅にはいろいろな人がいることもあり、少し治安は悪め… ときどき物乞いをしてくる人もいたりするので、注意が必要です。とはいっても、ヨーロッパの中では安全な方なんだろうなぁ。

駅の周りにはレストランやスーパーなどが立ち並びます。ちょっとしたデパートのような商業施設もあるので便利です!

 

レマン湖

駅の正面出口を背に、ひたすらまっすぐ5分ほど歩くと有名なレマン湖が見えてきます!ジュネーヴと検索するとよく見かける、あの大きな噴水も!

ジュネーヴのシンボルとも言える噴水。夜にはライトアップされます。

違う角度から。レマン湖周辺は空がよく見えるのでとってもきれい。

レマン湖のクルーズもあるようで、よく船が通っているのを見かけます。

黄色が可愛いクルーズ船。
ローザンヌの記事で紹介したハーフフェアカードはこの船にも適用されるらしい!

 

ショッピング街

レマン湖にかかる橋を渡ると、そこはショッピングストリート。H&MZARAなどの洋服店、スーパー、雑貨店、高級ブランド店などほぼ全てのお店がここに集まっています。スーパーなどは他のエリアにもありますが、お洋服などショッピングをしたいときは大体このエリアに足を運びます。

と、ここまで書いたところでこのエリアの写真を撮るのをいつも忘れていることに気がつきました…撮ったら追記して載せようと思います…😅

 

旧市街エリア

実は私が最も好きな、ここ旧市街エリア。他のエリアではオフィスビルのような建物が立ち並んでいたり、有名なチェーンの見覚えある看板が並んでいたり、道がしっかりコンクリートで舗装されていたりするジュネーヴですが、ここではヨーロッパらしい石畳に古い建物が並びます。

 

 

 

 

少し歩くと大きな公園がいくつもあり、土曜日にはフリーマーケットが行われていたりします。

巨大なチェスのある公園。ルールを覚えてこのチェスで遊ぶのが夢!

ジュネーヴの大聖堂もこのエリアにあります。大聖堂の上まで登ると、ジュネーヴの街並みを一望することができてとってもきれい!

あいにくの雨でしたが、それでもかなりの絶景でした!

 

ジュネーヴ国際空港はどこ?

ここまで紹介して、そういえば空港の場所を紹介するのを忘れていました。

空港は、1. 国際都市エリアのさらにむこう側にあります。こうやってみてみると、ジュネーヴ州にはあるけど、ジュネーヴの街ではないみたい…知らなかった…

地図上で見ると遠そうに見えるけれど、そもそもジュネーヴ自体が小さいので交通が不便ということはあまりなく。国際都市エリアまではバスで15分ほど、ジュネーヴ駅まではバスで30分弱で到着します。

 

番外編 フランス

番外編ということで、フランスも。実は、ジュネーヴはすっぽりとフランスに囲まれている地域なので、すぐにフランスに行くことができます。空港を超えたら、そこはもうフランスなのです!

スイス内でのジュネーヴの隣の州、ローザンヌに行くよりも、フランスに行く方が手軽にすぐに行けてしまったりするのです!(ローザンヌへは電車で1時間、フランスへは市内バスで20分ほど)

 

というわけで、私はよくフランスにお買い物に行きます。

私がよく行くのは、Ferneyという地域。あまり探検したことはないのですが、のどかなフランスの国境付近の田舎町なんだろうな〜という感じ。歩いていて、そんな雰囲気を感じます笑

 

 

というわけで、ジュネーヴの街はこんな感じです!旧市街の向こう側にもまだまだジュネーヴの街が広がっているので、もっといろいろと探検してみたいなぁ。また新たにジュネーヴ開拓が進んだときには、またご紹介したいと思います!

ローザンヌへ short-trip!!

Bonjour,
今日は、先月のローザンヌへのShort tripについて。

ジュネーヴに到着してから2回目の土曜日、友達に誘われて3人でローザンヌまで日帰り旅行に行ってきました!

ローザンヌとは?

ローザンヌ(Lausanne)はスイス西部の、レマン湖に面している小さな町です。ローザンヌジュネーヴと同じフランス語圏にあります。

 

 

前日までの準備

前日までというか、ほぼ全部前日に準備しました。弾丸で決行した旅行だったので…笑 裏を返せば、ローザンヌはそれだけ気軽にジュネーヴから足を伸ばせる都市ということでもあるのです!

鉄道チケットの購入

ジュネーヴからローザンヌまでは鉄道で1時間ほど!前日の夜に友人と一緒にチケットを買いました。
チケットは、SBB(スイス国鉄)のアプリやインターネットから買うことができます。SBBで検索するとドイツ語のサイトが出てきてしまうので、SBB Englishで検索するのがおすすめ。
サイトに入ってからは、出発駅と到着駅、出発時間もしくは到着時間を入れて電車を検索。時間や値段を比較しながら、最適なチケットを選んで、クレジットカードで購入。チケットは入力したメールアドレスにQRコードで送られてきます。電車内でのチケットチェックの際には、そのQRコードを見せればOK!

 

ハーフフェアカード(Half Fare Card)

そして鉄道を使うので買うことにしたのが、スイスのハーフフェアカード。ハーフフェアカードは、スイス国内の鉄道、バス、トラム、登山電車、船などを全て半額で利用できるというお得なチケットなのです!旅行者向けなどいろいろな種類があるようですが、スイス在住であれば1年間の半額パス 120CHFを買います。

ところが、ここで悩みます…ハーフフェアカードは、すべての交通機関が半額になるというもの。つまり、残りの半額分は支払わなければならないのです。そうなってくると、元を取るためには 240CHF以上の交通機関を使わなくてはいけないことになります。もちろん、ジュネーヴの街中のバスやトラムにもこの半額は適用されますが、私はジュネーヴ市内の年間乗り放題パスを買ったので、ハーフフェアカードは意味をなさない。ということは、ジュネーヴの外に旅行に行くときだけ、この半額パスを使うということになります。

果たして、一年間で交通費240CHF分も旅行に行くのか????

悩みに悩んでいたところ、通常1年間で120CHFのパスが、2ヶ月33CHFでお試しできるというプロモーションを教えてもらいました!120CHFはハードルが高いですが、33CHFなら使いそう。そもそも、ローザンヌに行くだけで、ハーフフェアカードがあれば20CHF近く割引になるので、少なくとも2ヶ月以内にもう一度ローザンヌか、近くの他の都市に行くだけで損はしないことになるはず!ということで、こちらの2ヶ月用ハーフフェアカードを購入。

ハーフフェアカードは、コルナヴァン駅(=ジュネーヴ駅)のSBB窓口で買いました。みどりの窓口 スイスver.です。窓口のお姉さんも優しくて、「もし気に入ったら、差額分だけ払って1年パスに延長できるからね!」と教えてくれました。

 

*これは後日談ですが、なんと、10月初旬の時点で120CHFの元が取れました(あんなに悩んだのはなんだったんだ…笑)ということで、1年パスに延長するつもりです。旅行客向けに1日〜数日で120CHFなど、いろいろなハーフフェアカードもあるようですが、おそらく楽々と元がとれる、とてもお得なチケットだと思います!
もしスイスに旅行する予定のある方は、旅程と照らし合わせて計算しながら検討してみることを強くおすすめします!!SBBのまわし者ではないです!

 

いざ、ローザンヌへ!

出発

Cornavin駅からSBBに乗り込んで、さっそくローザンヌに向かいます。

ヨーロッパの駅はどこもそうですが、改札はなく、そのままホームへ。

ジュネーヴ駅ホームの電光掲示板。上から3つ目がローザンヌです。

私たちが乗り込んだのは、こんな電車!

ジュネーヴからローザンヌまでは約1時間。出発前にコルナヴァン駅のスーパーで買った朝ごはんを食べたり、車窓からレマン湖をながめたりするのが鉄道旅の醍醐味!

電車の中で、だいぶ遅めの朝ごはん(ほぼ昼ごはん…?)

ちなみに、ジュネーヴローザンヌ間の車窓からレマン湖を楽しむには、進行方向右手側の座席に座るのがおすすめです。

 

到着!

1時間なので、おしゃべりしたりしていたらあっという間にローザンヌに到着しました。

到着!

 

ローザンヌ大聖堂

まずは、ローザンヌ大聖堂へ。大聖堂はローザンヌの駅よりも高いところにあります。石畳の街を登っていきますが、これがなかなかの急勾配💦 街中を普通に歩いているだけで息切れがします…
しかも石畳なので、足ツボマットの弾かれた急な坂を登っている気分です。

写真で伝わりますか…?ほぼ全ての道がとっても急な坂道なのです。

 

でも、ローザンヌの街並みはかわいらしい!ジュネーヴの私が住んでいるエリアがオフィス街のような雰囲気なので(笑)、ヨーロッパらしい伝統的な古い建物が並ぶ街並みがかわいらしくて、どこもかしこも写真に収めたくなる景色。

蔦のからまったカゴがかわいい💕

 

駅から20分ほど歩くと、大聖堂に到着しました!大きさに圧倒されます!

とうとう大聖堂に!工事中なのがちょっと残念。

 

大聖堂のすぐ横にある見晴らしのいい場所で、ローザンヌの街を眺めてみました。こんなに登ってきたの?!どうりで疲れるわけだ…笑

高台にある大聖堂に辿り着くのは大変ですが、その分眺めは抜群!奥にはレマン湖も…

雨で濡れた高台のベンチに、たくさんのスズメがいました。

坂道をお散歩してきたワンちゃんもお疲れ?

 

景色をしっかり堪能したところで、さっそく大聖堂の中に入ってみよう!

大聖堂の内装自体は割とシンプルなつくりです。教会に入ってすぐの天井を見上げると、細かな模様が。

教会の中は荘厳な雰囲気に包まれています。

教会に入ってすぐの天井。絵が描かれているのでしょうか。

なんといってもきれいなのが、ステンドグラス。一つ一つが細かく繊細にデザインされています。

ステンドグラスの反射もまたきれいです。

大聖堂の外に出るとこんなにいいお天気!実はずっと雨予報で、ローザンヌ旅行を延期すべきか、雨天決行するかで直前まで悩んでいたのです…
こんなにいい天気になるなら、来たかいがあった!

曇りどころか、天気は快晴!

 

Musée historique de Lausanne

大聖堂の真横に、小さい美術館を見つけました。学割で無料で入れるということで、見学してみることに。

美術館の名前の通り、ローザンヌの街の歴史に関する常設展や、サステイナビリティについての特別展がありました。こじんまりとしていたのでさらっと30分弱で見学終了。

 

お散歩

大聖堂を出た後は、次の目的地までローザンヌの街をお散歩。

緑色の街路樹に、まだ夏らしさが感じられます。

違う角度からの、ローザンヌの街並み。

緑の多い街並みでゆったりとした雰囲気。

ローザンヌ駅の外観。五輪のマークがついています。

 

エリゼ美術館 Musée de l'Élysée

続いて、またしても美術館へ。実は、ローザンヌはたくさんの美術館がある街なのだそう。こちらも大きくて有名な美術館ということで訪れてみました。

なんとこの日は偶然にもイベントがあるとのこと!10CHFの参加チケットを購入すれば、ローザンヌ市内全ての美術館に入ることができるのだそうです。約2カ所以上の美術館をまわるならこちらの方がだいぶお得なので、このイベント入場券をゲット。

美術館でもらった、イベントのパンフレット。

よく見ると、14h - 2h と書いてあるので、この日は美術館は夜の2時までオープンしているということなのでしょうか…?すごすぎる!
確かにパンフレットをよくみると、La nuit des museés つまり、The night of the museums って書いてあります。なんか某映画を思い出す…

 

美術館の地下は常設展、2階は「駅」にまつわる展示が。

1階の展示スペース

 

2階は日光の差し込む、明るい展示室でした。

「駅」をテーマにした展示なので、スーツケースなど旅にまつわるものを使った作品がたくさん。

 

おもしろかったのは、美術館にも体験型プログラムがたくさんあること!私も友人と一緒に、ロールプレイゲームに参加しました。

役割を担って、それぞれ演じながら物語を進めていきます。物語の内容が少しずつ決まっていくのに応じて、手元の紙を絵の具で塗っていきました。

私たちのグループを回してくれるスタッフのお兄さんの熱演が素晴らしくて面白いこと!ミステリーだったのに、友達と大爆笑してしまいました…笑
ゲーム終了後に聞いたところ、コメディアンの方なんだそう。だから演技されているだけであんなにおもしろかったのか!!!

熱演しているスタッフさんの横で、絵の具の筆を進めていきます。

 

パン屋さんで腹ごしらえ

ロールプレイゲームを頑張ったからなのか(?)、美術館を出る頃にはお腹が空いてしまいました。ということで、続いての目的地、オリンピックミュージアムに向かう前に腹ごしらえ。

道の途中にあるパン屋さんでパンを買いました。フランスらしい雰囲気の可愛いパン屋さんで、クロワッサンやパンオショコラなど美味しそうなパンがたくさん!空腹のあまりパン選びに気を取られて、お店の中の写真を撮るのを忘れてしまいました…

私が選んだのはシンプルなブリオッシュ。

 

オリンピックミュージアム

ローザンヌは、IOC本部があるのでオリンピックでも有名な街。ということで、せっかくローザンヌに来たならばと、オリンピックミュージアムにも行ってきました。

<入口の写真など>

ミュージアム入口の看板

入り口から建物までの道はマラソントラックになっています。元気いっぱいの子供たちがかけっこしていました。

もちろん、このミュージアムも先ほどの美術館イベントに含まれています。ということで入場券など買わなくとも、そのままミュージアム内に入ることができました。

館内は過去のオリンピック大会やオリンピック競技に関する展示がたくさん。

 

2020東京大会のメダルたち。

「延期」もきちんと年表に記録されていました

 

レマン湖で記念撮影

18時ごろローザンヌ発の電車に乗るため、そろそろローザンヌの街ともお別れ。

オリンピックミュージアムローザンヌの街の中でもレマン湖のほとりにあり、ミュージアムの庭園の目の前にレマン湖が!

オリンピックの旗とレマン湖

階段を降りていくと、すぐそこに、さらにきれいなレマン湖の景色が広がっていました!記念に写真撮影。

ちょっぴり虹も見えました!

電車に乗ってジュネーヴ

今度は行きと反対側の座席に座り、車窓から夕焼けとぶどう畑を眺めながら帰路につきました。

終わりに

ローザンヌは伝統的な建物が並ぶ可愛らしい街でした!こじんまりとしていながらも、たくさんの美術館があって、まだまだたくさんの見どころがありそうです。

初めてのヨーロッパの鉄道旅だったので、それもまた楽しかったなぁ。このあと1ヶ月ほどの間にいろいろと鉄道旅行をしているのですが、最初はスイスの鉄道に慣れている友人に連れて行ってもらえてよかった笑

だいぶ書きたいことが溜まっていて、いつになるかわかりませんが笑、他のヨーロッパ旅行の記録もこんな感じで記録していきたいと思います

Orientation day

Bonjour,

少し前の話にはなりますが、IHEIDで行われたOrientation dayに参加してきました!今日はその様子を少し。

 

Orientation dayとは

今年は9/19(月)に、キャンパスで対面で行われました。授業の前日に行われるイベントで、入学式のようなものといったらよいのでしょうか。これが今年の新入生が全員で集まる初めての機会です。

友達と一緒にキャンパスに向かうと、まずは入ってすぐの受付の机で名札と大学オリジナルの水筒を受け取ります。水筒は軽くて使い勝手が良さそうで、これを無料でもらえるなんて太っ腹。

 

歓迎の紅茶・コーヒーとお茶菓子が置いてあり、自由に食べることができました。このミニカヌレ・ミニマカロンがめちゃくちゃおいしくて感動!

親指と人差し指でつまめるサイズでとってもかわいい!



 

Welcome Address

まず最初は、新入生全員が集まって、コースの概要や重要なスケジュール、色々な連絡先を伝えるセッションがありました。お決まりの、修士プログラム代表の教授からのご挨拶も。会場はAuditoriumというちょっとした講堂のような教室です。

おそらくキャンパス内で一番広い教室です。

長丁場を覚悟していましたが、意外とそんなでもなかったかも。

 

お昼ごはん

セッションが終わると、もうお昼どき!私は友人たちと一緒にカフェテリアで食事をとりました。

カフェテリア。IKEAのレストランのように、カウンターで自分で料理をとって食べます。

この日初めてカフェテリアでご飯を食べましたが、私は前日に作ったチキンを持参したので、カフェテリアのごはんは食べず…

友人たちは、カレーのようなものや、白身魚のすり身にソースをかけたもの(料理名わすれちゃった…)を食べていました。メニューは日替わりで、IHEIDの生徒だと割引があるとのこと。

 

Gender Centerでの Welcome Party

私はMINTという修士プログラムのGender, Race, DiversityというTrack(専攻)に所属しているので、Gender Centerでのレセプションお茶会に呼んでいただきました。ここでも先ほどと同じく、お茶菓子とコーヒー、紅茶が😊

この会はGender, Race, Diversity Trackの学生が初めて集まりました。同じTrackの友達だけが集まるイベントなどはなかったので、授業が始まる前にここでみんなと顔合わせができてよかったなと思います。

 

Welcome Apéro

Graduate InstituteではApéroがたくさん行われます。Apéroとは、直訳すると「食前酒」の意味なのだそう。実際は飲み物や食べ物を片手におしゃべりする会でした。いろいろなInitiatives(サークルのような課外活動の団体のことをGIではInitiativesと言います)や大学の修士プログラムなどがたくさんApéroを開催していました。

普段のApéroはちょっとした飲み物とポテトチップスなどのスナックがあるくらいなのですが、この日のApéroはとっても豪華!いろいろな国の料理が4つくらいのテーブルに並べられて、立食パーティー形式でした。

イラン料理のテーブル

シリア料理。ファラフェルや、フムスを使ったお料理も。

ペルー料理。写真を撮る頃にはお料理がなくなっていたので看板だけ笑

小さな紙皿に、一口サイズのお食事を取り分けます。食べかけごめんなさい。

シャンパンも配られて、お料理にシャンパンに友達とのおしゃべりに大忙し。心もお腹も満たされたアペロでした。

このお料理は、どなたか存じ上げないのですが、すてきなマダムが作ってくださったとのこと。テーブルの片付けをしてくださっていたマダムにお会いしました。

お料理が下げられたテーブルには、かわいいテーブルクロスが。

このテーブルクロスも、マダムがこのために持ってきてくださったようです。すてきですねと褒めたら、刺繍の絵の説明もしてくださいました。

朝から晩まで、盛りだくさんの1日でした。そしてとうとう次の日から、授業が始まります!

現地到着後のTo doリスト

Bonjour,

今回の記事はスイスやジュネーヴに関してだけでなく、留学全般についての記録です。

留学に関しては、日本出発前だけでなく、現地到着後にもいろいろな手続きが必要だったり、やらなければいけないことがたくさんあります…😮‍💨 しかもこれが慣れないことばかり、普段の生活ではやらないようなことばかりなのでなかなか大変… 私も到着してすぐはやらなくてはいけないことに追われていましたが、ようやくひと段落つきました!

留学先の国や地域によって手続き内容や方法や必要は違いますが、ジュネーヴ到着後に必要だった(もしくはこれから必要な)手続きなどをまとめていきたいと思います。

 

在留届の提出

在留届とは、海外に3ヶ月以上滞在する予定の日本人が外務省に提出しなければならないもの。到着後3日以内に提出しなければいけません。提出方法はネットから。名前、住所、電話番号など基本情報を打ち込むだけで完了なので、想像以上に簡単に済みました。到着後3日以内といちばん期限が短かったので、到着したその日の夜にすぐ手続きしました。

海外へ渡航される皆様へ

こちらのリンクから提出できます。現地の領事館窓口や郵送、FAXなどでも手続き可能なようです。

 

滞在許可証の申請

外国からIHEIDに留学する学生は、ビザ免除国であろうとなかろうと、Student Permit Bという滞在許可証を必ずゲットしなければいけません。日本はスイスから(なぜか)ビザ免除国に指定されていますが、この滞在許可証は必ず手続きをして取得する必要があります。

滞在許可証については日本にいる頃から手続きを進めてきましたが、現地についてからとうとう本格的な手続きが必要になってきました。

※日本での手続きについてはこちら↓

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つまり日本での手続きでは、「ジュネーヴに来てから滞在許可証をあげますよ」という証明書をもらっただけだったので、ジュネーヴ到着後に正真正銘の滞在許可証を申請しなければなりません。

スイスで必要な手続きは

  • パスポートの個人情報ページと入国スタンプのページのコピー、住所などを記入した申請書、寮の受入証明書など書類をそろえる
  • 到着日から10日以内に、郵送でOCPM(ジュネーヴの移民局)に必要書類を提出 
  • メールが来たら、OCPMに行く予約を取る
  • OCPMに行って、生体情報を登録する
  • しばらくすると郵送で滞在許可証が届く

こんな流れです。
必要書類は日本で受け取った書類に一覧が記載してありました。入国スタンプに関してはジュネーヴに来てからでないと用意できませんが、それ以外の書類の印刷・コピーは日本で済ませて持ってきておいたのがとてもよかったです。
というのも、初めての地なので、どこでコピーやプリントができるのかわからない(コンビニがない😭)…封筒や切手もどこでどうやって買えるのかな、郵便局は近くにあるのかな…ポストはどこにあるんだろう…と、こんな感じで作業を全て行うには、一つ一つやり方を調べなければわからないため、とても手間がかかるのです。

余談ですが、郵便局やポストなんて歩いてればパッと見つかるでしょ!と思うじゃないですか?これが見つからないのです!!!笑
これはスイスにポストが少ないというわけではなくて。私の見慣れた赤くて長方形で封筒を入れる口が2つついているポストとは違うので、歩いていても目に入ってこないのです。日本のポストだったら道にあるだけでパッと気づくのに…
郵便局も、日本とは違う看板なので目に入りません。というか、スーパー、ドラックストア、すべて看板の雰囲気が日本と違うので、東京の道を歩いている時のようにパッとみただけで何の看板なのか見分けられないのです…そして気づかないまま通り過ぎてしまいます… 目に入ってくるのは、マックとスタバとケンタッキーだけ!笑
ただこれは最初のうちだけで、今ではだいぶ慣れて、パッと見つけられるようになりました!成長です!

滞在許可証については、まぁ予想通りですが、なかなか手続きが進みません…笑
郵送してから2週間くらい経ちますが音沙汰もありません。なかには滞在許可証を手に入れるまでに半年くらい待ったなんていう人もいるようなので、気長に待つことにしましょう。

 

大学院での諸手続き

これは留学受け入れ先の学校によって違うと思いますが、きっと受け入れ先の大学で何らかの手続きが必要だと思います。私の場合は、「現地到着後に高校の卒業証明書を持ってきて」と言われたので、Student deskに提出しにいき、学生証をもらえました。

他の学生はBachelor Degreeの証明書を持ってくるように言われていましたが、私はまだ大学生なので高校の卒業証明書の提出が必要だったようです。

 

定期券の購入

なるべく早く手に入れてなるべく多く使った方がお得だよね!ということで到着したその日に購入しました。

ジュネーヴでは日本のような、学校の最寄り〜家の最寄りの定期というものはありません。が、ジュネーヴ市内のバスとトラムが1年間乗り放題のパスが売っています。25歳以下は400フランで買うことができるので、1ヶ月に少なくとも6往復乗れば、元が取れるくらいのお値段です。お得!

実は、寮から大学院のキャンパスまでは歩いて15分ほどなので、バスに乗らなくても楽に通学することができます。しかし、ジュネーヴ駅の近くに買い物に行ったり、旧市街にお出かけしたりするとなると、徒歩では寮から30~45分はかかるので、少し厳しそう…それに、真冬の寒い日や天気の悪い日、寝坊した日にバスやトラムに乗ることを考えたら、元は取れるだろう!ということで購入しました。実際に1ヶ月に6往復以上はバスを使っているので、買って正解です!

 

こちらは買っていないのですが、スイス内のバス、トラム、電車が全て半額になる年間パスというものもあるらしく、スイス内をよく旅行するのであれば購入を検討してもいいかなと思っています。

 

SIMカードの購入

SIMカードについては自分の国のSIMを使い続けている人もいますが、私はスイスで新しくSIMカードを購入しました。Salt, Sunrise, Swisscomなどがよく使われているようです。Salt, Sunriseがいわゆる格安、Swisscomがちょっとお高めかなという感じ。選ぶポイントは、

  • スイス国内でのデータ使用量
  • ヨーロッパ内でのデータ使用量・通話量

スイス国内でのデータ使用量については日本の携帯会社のプランを考える時と変わらないと思います。ユニークなのは、ヨーロッパ内でのデータ使用量もプランの内容に含まれていること!スイス外では使えないものが最も安いプランで、ヨーロッパ内で使えるギガ数が増えるとプランの値段も高くなります。住んでいる地域や自分がどのくらいの頻度で旅行する予定かなど考えなければいけないのでなかなか難しいところ…
特にジュネーヴはすぐそこにフランスとの国境があるので、フランスに買い物に行く時などはヨーロッパ内のデータ通信量を使用することになるので、これがかなり重要だったりします。

 

ちなみに日本のSIMカードですが、ドコモユーザーだったので

  • 留学中も契約したままにしておく(帰ってきた時にすぐ使えるというメリット、月額の料金がかかるというデメリット)
  • 電話番号とメールアドレスを月額500円で保管しておいてもらう(月額の料金は安くなるというメリット、ただし帰国時にドコモショップに行って再び使えるようにする手続きが必要)
  • 解約してしまう(お金は全くかからないが、電話番号やキャリアメールアドレスは消えてしまう)

という3択でした。私は2年も日本を留守にするので解約してしまうことにしました!
ただ、スイスに向かう途中の空港でフリーWiFiにうまくつなげなかったり、スイス到着後になかなかSIMカードを買いにいけなかったりすると困るので、

  • 日本にいる間は解約せず、パケットパック海外オプションをすぐに申し込めるようにしてスイスへ。
  • 必要に応じて24時間プラン、3日プランなどその場で申し込み、スイスのSIMカードを手に入れるまでドコモの海外用プランを利用する。
  • スイスでSIMカードを買ったら、インターネットからドコモを解約

という手続きを取りました。(インターネットから手続きできることなど、友達が教えてくれました…!感謝!)

携帯会社によってインターネットで解約できるかどうかなど状況は異なるので、ぜひ調べてみてもらえればと思います。個人的な意見ですが、トランジットで乗り遅れる、空港から寮までのアクセスに迷う、駅や空港のフリーWiFiの繋ぎ方がわからない、繋げても電波が弱いなど不測の事態はいくらでも考えられるので、日本で完全にSIMを解約してフリーWiFiだけに頼って渡航するのは怖いような気がします… 今はスマホがないと何もできないですし、逆にスマホさえあればほとんど何でもできる、命綱なので…笑

 

参考までに…

パケットパック海外オプション | NTTドコモ

 

銀行口座の開設

2年間滞在することや、後々アルバイトや有給インターンシップなどをしたいと考えていることなどから、スイスの銀行口座の開設もすることにしました。

短期留学の人は解説しない人もいるようですし、人によりけりだと思います。

ちなみに銀行口座はそんなに急ぐものではないのですが、まだ開設できていません。インターネットで銀行の予約をリクエストしては「予約が取れませんでした」の繰り返しです… (予約のリクエストじゃなくて予約そのものをインターネットでさせてよ…という心の声)

 

到着後の手続きなどはこんなところでしょうか。銀行口座開設と滞在許可証を除けば、1週間ほどで全ての手続きが終わりました。まだ終わっていない2つについても、完了したらまた追記したいと思います。

ジュネーヴの感想 〜到着後1週間〜

Bonjour,
ジュネーヴに着いてから、早2週間が経ちました。バタバタバタッと生活環境を整えて、授業が始まって…としているうちに気が付いたら時間が経っていた、という感じです。
今回は、ジュネーヴ到着後1週間くらいのときの、新鮮な感想を記録しておきたいと思います。

緑がいっぱい & 空気がきれい!

これが、私がジュネーヴに到着して空港から寮に向かう途中でいちばん最初に感じたことかもしれません。とにかく空気がフレッシュで、軽井沢とか山の中に来たような感覚です。初めてジュネーヴ空港から外に出て空気を吸った時に、東京の空気はどれだけ排気ガスで淀んでいたんだろう…!と思いました(それがまた東京らしさ、とでもいいますか、味があるわけでもあるのですが…)

私の寮があるエリアはジュネーヴ駅付近の中心街からバスで15〜20分ほど離れたエリアにあり、これまた緑に囲まれています。東京に来たことがあるという友人と話したら、「寮のあたりはビルがあるけどすぐ近くに緑があって、明治神宮に似てる気がする!」と言われました。表参道ほどビルが多かったり人に溢れていたりはしませんが、緑が多いという点では確かに似ているのかも?

寮の近くの道。スイス第二の都市とは思えないほど緑豊かです。

寮から見る景色も、緑がたくさん。山も割と近くに見えて、本当にたくさんの自然に囲まれているんだなぁと実感します。

寮から見える景色。曇っていてもなんだか幻想的。

道を歩いていても、遠くにはきれいな白い山が見えます。

初めてジュネーヴの街から山が見えた時、東京ディズニーランド美女と野獣エリアで遠くに山がパネルのようなもので再現されていたのがきれいだったのを思い出して、本当にあんな景色がフランスでは見れるんだなぁと感動したのは内緒…
ジュネーヴはフランスに囲まれていて、ほぼフランスと言っても過言ではないような地理にあります)

 

人が少ない!

道を歩いていて思いますが、とにかく人が少ない!特に私の寮とキャンパスの間の徒歩20分ほどの道のりには全然人がいません。歩いているのは私の大学院の学生が9割と言っても過言ではないと思います。学校から寮までの帰り道に誰ともすれ違わないなんてこともしばしば。

夕焼けの綺麗さに感動して帰り道に撮った写真ですが、それにしても全然人がいません。

一番大きな駅であるジュネーヴ駅のあたりはもちろん人がたくさんいますが、それでも人は少ないです。人を避けないと歩けないなんてことは一度もありません。人混みに疲れた…なんてことがないのでとても快適。というか、東京の人口密度が異常なんだなと改めて気付きました。

土曜の昼のジュネーヴ駅構内でさえこんな感じ。

 

人が優しい!

なんというか、もともと私が持っていたイメージが悪すぎたのかもしれませんが、スーパーの店員さんとか、愛想がなくてアジア人には目も合わせてくれないし、英語で話しかけてもちゃんと対応してくれない…みたいな想像をしていました。

ところが、スーパーの店員さんも「カードで支払います」といえば目を見て"OK."と言ってくれるし、去り際には笑顔で"Merci♪"と言ってくれるし(ほんとに語尾に音符が見える口調でした)、あれ、めっちゃ優しくない?!

郵便局に行った時も、お役所仕事しかしてくれないのではないかとドキドキしていましたが、強面のおじさんスタッフに英語で話しかけたら片言の英語で頑張って対応してくれた上に、フランス語訛りの英語が聞き取れなくて聞き返したら「ぼく英語が得意じゃなくてね、ごめんね…😅」と言いながら、言葉を変え、手振りを加え、一生懸命説明してくれるし…え、みなさん、優しすぎない?!

バスの運転手さんも優しくて、「このバスは〇〇に行きますか?」という、自分で調べろと一蹴されそうな質問にも優しく答えてくれた上に、「雨ひどすぎるから早く乗りな!出発までこのバスの中で待ってな!」と言ってくれるほど。(そのバス停から始発のバスで、バスの扉を閉めて出発時刻を待っていたにもかかわらず、わざわざ開けて乗せてくれたのです…!)

こちらに来てから「そりゃやっぱり海外だもんねぇ」と言いたくなるようなひどすぎる対応をされたことは一度もない気がする。

 

ヨーロッパっぽくない!!

「ヨーロッパっぽさ」という言葉自体が偏見に満ち溢れている気がするので避けるべきだと思うのですが。私たちがヨーロッパと耳にして思い浮かべるような「ヨーロッパっぽさ」は良くも悪くもあまりないと思います。

建物もわりと近代的で、オフィスビルのような建物がポツポツと点在しています。街も整然としていて、綺麗なオフィス街という意味では丸の内に似ている気がする…(あんなにたくさんのビルと人はありませんが)

ちょっと寂しくもありますが、だからこそかなり早い段階でジュネーヴの環境に慣れることができた気がする!良くも悪くもですが、「日本から程遠い異国の地に来てしまったんだなぁ」という実感は薄かったように思います。

こんな感じの近代的なビルが多く見られます。

ただこれは私の寮とキャンパスの周りの話です。少し歩いて住宅街に入ったり、ジュネーヴ駅の近くに行けば、いわゆる「ヨーロッパらしい」古い建物が立ち並んでいます。特に、駅を越えた向こう側にある旧市街地は、石畳に古い建物が立ち並ぶような「ヨーロッパらしさ」を見ることができます。旧市街はとってもすてきなので、また別の記事でちゃんと書きたいな。

住宅街に行けばこんな建物も。

旧市街に行けば、街路樹や石畳の道も相まってヨーロッパらしい雰囲気が増します。

 

国際機関がいっぱい!

生活している街の中に、本当に普通に国際機関があります。歩いていてなんか綺麗なガラス張りの建物があるなと思ったらUNHCRだったり、フランス語読みで気づかなかったけどキャンパスの最寄りのバス停が "Nations"つまり「国連前」だったり、寮の裏のきれいな公園をお散歩していたら実はILOの敷地だったり…

Nationsのバス停。その奥には壊れた椅子のモニュメントと、ずらっと並ぶ国旗が見えます。

友達との会話でも、「いま国連でこんな展示をやってるらしいけど明日行かない?」とか「WIPOの金曜日のイベント行く?」とかたくさんあって、国際機関が日常の中に溶け込んでいるなぁとなんだか感心してしまいます(笑)

 

なんだか観光客みたいな感想ばかりになってしまいましたが。この感想もそのうち当たり前のものになってしまうのかなぁ。
ということで、今のところ、私、ジュネーヴの街はかなりお気に入りです!