スイス・ジュネーヴ留学日記

スイス・ジュネーヴの大学院生の留学記録。

大阪万博 スイスパビリオンに行ってきた!

Bonjour, 

先週からとうとう夏のような気温になってきている日本です。 

 

さてさて、先日、今話題の大阪万博に行ってきました!留学に関係しているわけではないですが、スイスつながりということで、スイスパビリオンの様子をお伝えしたいと思います。 

 

今回はもともと記事を書くつもりはなかったため、写真が少し見づらいものばかりですが、断片的な写真からパビリオンの様子を想像して楽しんでいただけたらと思います!

 

スイスパビリオンは、エンパワーリングゾーン、公式マップの緑のエリアに位置しています。コロンビアパビリオン、オーストリアパビリオンに挟まれた真ん中にあるのが、スイスパビリオン! 

コロンビアパビリオンと比べて少し奥まった位置にあるからか、一見、遠くから見るとパビリオンの様子が見えなくてびっくりしました。が、きちんと存在していますのでご安心を(笑) 

 

外観はこんな感じ、透明の球体がいくつもついている独特の見た目をしています。

スイスパビリオン

向かって右手側にはきちんとスイス国旗が! 

 

私が訪れた際には、スイスパビリオンは45分待ち、パビリオン4階のハイジカフェは120分待ちでした😳人気なんですね...!スイスにゆかりのある人間としては嬉しい限りです笑 

スイスパビリオンは並ぶ場所に限りがあるからか、並ぶスペースがいっぱいになると入場制限として列にも並べない状況になり、ある程度列が進むとまた受付再開となるようです。 

 

 Sphere 1 : 切り絵

さて、長い待ち列を乗り越えたら、とうとう球体の中へ! 

まず最初のブースSphere 1では、スイスの有名な超巨大切り絵が展示されています。 

こんな切り絵が壁一面に。

アインシュタインやスイス国旗など、ゆかりのものがたくさんデザインされた切り絵。 

スイス各地のお土産屋さんに売られていた切り絵デザインのお土産たちを思い出して、懐かしくなりました。よく考えれば、切り絵のデザインがプリントされたグッズはたくさん見たことがありましたが、切り絵そのものをこうやって見るのは、なんだかんだ初めてかもしれません。まさか帰国後に見ることになるとは...笑 

この切り絵、ハイジたちが隠れていることでも有名ですが、実はピカチュウも隠れているんだそう。 

ハイジたちと一緒に写り込んでいるピカチュウのシルエット、分かりますか?

 

Sphere 2 : シャボン玉に願いをかけよう

さて、次はSphere 2。先ほどのかわいらしいような雰囲気とは一変し、なんだか幻想的な景色が広がっています。 

大量のシャボン玉が浮かぶこの部屋では、部屋に数か所あるマイクに向かって願い事を唱えると、大きなシャボン玉が出てくる仕掛けになっていました。 

みんなが願いをかけたシャボン玉がたくさん浮かぶ、幻想的な空間です



シャボン玉は時々、真ん中の池(?)を飛び出して私たちのいる通路にも飛んできます。普段は見ることのないような大きなシャボン玉なので、つついて割ってみたりしました笑 

ちなみに来場者が唱えた願い事は統計が取られていて、次の展示Sphere 3へと移る通路のようなところで、今日の願い事のランキングが表示されているのだそう。 

 

Sphere 3 : スイスのテクノロジーを体験

そんなこんなでSphere 3へ。ここでは、様々な科学技術が展示されています。 

まずは、Sphere 3に入って左手側にある大きなスクリーンで、GESDAの「アンティシペーションへの公共ポータル」を体験。 

モニター上で、自分のかなえたいこと、分野、国、何年後の未来を予想したいかなどを選ぶと、それに合わせてAIが予測した未来が出てくるというもの。 

私が試してみると、こんなものが出てきました。 

 

25年後の日本の科学外交として、懐石外交を提案されました

スクリーンの後ろでは、様々なスイスの大学で研究されているテクノロジーが展示されています。 

宇宙の彗星のにおいをかいだり、ケーキの上に載っているクマの形をするグミを動かしたり(これ、食べられるロボットなんだそうです)。 

 

ディープフェイクの展示では、スイスの農村部の女の子になってしまいました笑 

ディープフェイクで自分の映像がリアルタイムでハイジになります

スマホが謎のもこもこした物体になっていますね笑

 

イカのようなソフトロボットの展示では、日本の研究者の方がローザンヌで研究されている様子を見て、とても嬉しくなりました。 

このSphere 3の展示は第1〜3弾まであり、私が見学した第1弾は今月初旬で終わってしまったそう。現在は第2弾の展示に入れ替わっているので、彗星の匂いを嗅いだり、クマのグミロボットを動かしたり、スイスの女の子になったりはできませんが、また新たな興味深い展示があるのではと思います! 

 

Sphere 4 : お待ちかねのハイジが登場!

そして最後のSphere 4では、ハイジがお出迎え! 

ハイジとご対面!一大写真スポットになっていました



ときどきハイジ(の着ぐるみ)が遊びに来たりもしているようですが、私は残念ながら会えませんでした… 

ちなみにここで万博公式スタンプラリーのスタンプも押すことができます。(スイス館のスタンプは、ハイジデザインでとってもかわいいのでオススメです!) 

ここにも少し展示があり、この展示がハイジの乗っているブランコモチーフのデザインになっているのが可愛くて良いアイデアだなと思いました。 

 

スイスショップ

そして売店へ。こちらは並ばずに入ることができます。他のパビリオンは展示の最後に売店があるパターンが多いのですが、スイスパビリオンのショップは展示とは別になっていつので、展示を見ずに買ショップでい買い物だけ、という楽しみ方もできます。少し入り口が分かりにくくて迷った… 

スイス製の木のおもちゃやスイスワインなどが売られています。また、テイクアウトの飲み物やキャロットケーキも買うことができるようです。 

 

このショップでの私の一番のお目当てはスイスパビリオン限定のキットカットだったのですが、なんと売り切れ…泣 

ラズベリーとダブルクリームのキットカットだそうです! 

ダブルクリームとは、スイスで売られているとっても濃厚なクリームのこと。生クリームのような見た目をしています。フルーツにつけて食べたり、お菓子作りに使ったりするんだそうです。ダブルクリームという響きが懐かしいですね笑 

(ちなみにスイスのスーパーで生クリームを買うときは、ダブルクリームと普通の生クリーム、そして甘い生クリームと甘くない生クリームを間違えないように、気を付けてください笑) 

パッケージもスイスの切り絵モチーフで、かわいかったのになぁ…残念です… 

 

ハイジカフェ

SNSで話題のハイジカフェにも行ってきました!ハイジカフェは展示の球体の横を抜けて、後ろの建物に入っていきます。ちなみにこちらではラクレットを提供しているので、建物に入った瞬間、1階でもものすごいチーズ臭がします。 

ジュネーブのBain des Paquisという湖畔のレストランで、寒い日だったので屋内でフォンデュを食べたかったにもかかわらず、屋内のチーズ臭が強すぎて諦めてテラス席で凍えながらフォンデュを食べたことがあり、それを思い出しました笑 このスイスパビリオンはそこまでの匂いの強さではないのでご安心を。) 

スイスパビリオンなだけあって、真っ赤なエレベーターに乗り4階へ向かうと、ハイジカフェが! 

大きな天窓が特徴のハイジカフェ

 

狭いカフェですが、大きな窓と真っ白な空間が開放的でいい眺めです。座席数は正直多くないので、だからこそこんなにも待ち列が長いのだろうと思いますが、だからこそ中はゆったりと落ち着いた空間になっていて、とてもいいなと思いました。 

ゆったりと落ち着いた空間で一休みできます

SNSで話題になっている「ス椅子」もありました! 

 

ちょっと角度的に見づらいですが…ちゃんとスの字になっています

 

さて、スイスパビリオン、いかがでしょうか。アメリカなどの大国と比べれば、こじんまりとしたパビリオンですが、スイスらしさがかなり詰まっているように思います。私は展示のところどころに懐かしさも感じたりしながら楽しめましたが、一般の方の感想も気になるところです。 

ちなみに今回一緒にスイスパビリオンを訪れた友人の感想は、「めっちゃスイスだね~」とのことでした笑 
どうやら、パビリオンやハイジカフェの内装が、モダンできれいながらもどこか温かみがあり、その雰囲気が、私がジュネーブで住んでいたGrand Morillonの寮を彷彿とさせるとのこと。(この友人は留学中にスイスに遊びに来てくれました)
 

そう言われてみればそうかもしれません笑 特にハイジカフェの雰囲気は、私の住んでいた寮にそっくりだな〜と思いました。

 

※私が暮らしたスイス・ジュネーブ学生寮、Grand Morillonの様子はこちら↓

Grand Morillon Student House 本音レビュー - スイス・ジュネーヴ留学日記

 

パビリオンに入場してから展示のみの見学であれば、約15〜20分ほどの所要時間でしょうか。

ぜひ、万博に遊びに行った際は、我が(?)スイスパビリオンにも足を運んでみていただけたらと思います! 

白と赤の色合いがスイスらしい、スイス館のロゴ

 

ロンドンキャリアフォーラム② 〜To do リスト〜

Bonjour!

本日は、ロンドンキャリアフォーラムの第二弾です。

 

前回は概要編ということで、ざっくりと、ロンキャリとはなんぞや?参加した方がいいの?などについてまとめました。

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今回はLCFに向けてのTo do リストということで、第一弾の記事を読んで「参加してみる!」と決めた方が、その後当日までにどんな準備をしたらいいのかをまとめたいと思います。

 

To do リスト

いきなりですが、まずはTo doリストを見てみましょう。

  • 自己分析
  • 業界分析、企業分析
  • ケース面接対策(コンサル志望なら)
  • エントリーシート、履歴書の作成
  • 適性検査の対策
  • グルディス準備(応募した企業の選考フローにグルディスがなければ準備しなくてOK)
  • 面接準備

結構色々ありますね…

 

注意すべきは、「当日行って様子を見たい、企業の情報を集めたい、あわよくば当日Walk-inで応募してみようかな〜」という方。この全てを行う必要は無いです!

必要となるのは、履歴書の作成、自己分析、業界・企業分析くらいでしょうか。当日に情報を集めるのなら、業界・企業分析も必要ないくらいかもしれません。

 

内定が欲しい方。頑張りましょう。。。

 

おすすめのスケジュール

  • 3ヶ月前

    • 自己分析

    •  

      業界分析、企業の説明会参加

       

    • ケース面接対策(継続的に)

  • 2ヶ月前
  • 1ヶ月前
    • グループディスカッション、面接の準備
  • LCF本番!

こんな流れです。2ヶ月前や1ヶ月前は「〇〇の対策/準備」と並んでいますが、準備と並行して実際に適性検査や面接をこの時期に受けるようになってくる、という状況です。

 

3ヶ月前から準備しないといけないのか😱と絶望した方もいらっしゃるかもしれませんが、これは私の経験を受けての理想に過ぎないので…
実際、私自身は本番の約1ヶ月前にそういえばキャリアフォーラムというものがあったなぁ〜と思い出し、何気なく翌日の説明会に参加し(その年最後の説明会でした)、怒涛でなんとかなりました。なので、そのくらい楽観的に捉えてもらえれば…と思います笑

 

To doの詳細

ここでは先ほど載せたTo doの詳細をご説明しようと思いますが、日本の普通の就活とかぶっている内容は省略したいと思います。(どうやって自己分析をするのか、ケース面接って何?など)

というのも、きっとそういった内容に関しては、日本の就活について極めた方々が、素晴らしいまとめをたくさんネット上に上げてくださっているからです!

私の適当な自己流自己分析などは参考にしてはいけないと思いますので、ここでは自粛させていただきます…
もちろん、LCFに特有の注意事項や特筆すべきことがあれば、書いていきたいと思います!

 

エントリーシート、履歴書の作成

LCFの場合、作るものは3種類です。

 

キャリアフォーラムマイページのレジュメ

キャリアフォーラムのウェブサイトから登録後に、学校名などの情報や、自己PRとかを書きます。これを書かないことには応募できないから、まずは書いてしまいましょう!
後から変更もできるから、面接で深掘りされた点を受けて、後から変えていくと良いと思います。

 

日本語の履歴

ネットからフォーマットを拾って、エクセルで作成しました。

扶養家族とか通勤時間とかの欄を全て消して、自己PRや志望動機を書くようにしました。もし余裕があれば、自己PRなどは、キャリアフォーラムのレジュメとは違う内容を書くのがおすすめです。というのも、LCFで企業に応募する場合は、LCFのマイページと、各企業の採用ページの2つのフォーマットで2回応募する場合がほとんどだからです。両方で自己PR内容を変えれば、2倍の内容でアピールできることになります。

余裕がなければ、同じアピールポイントでもエピソードを変えたり文章を変えたりするだけでも良いかもしれません。

履歴書の写真は、スーツで撮った、いわゆる日本の証明写真を貼ります。私の場合は、駅の証明写真の機械で撮り、それをスマホから写真でデータとして取り込み、エクセルに載せました。とても画質が悪かったけれど、海外なのでご愛嬌、ということにしました←

 

英語の履歴書

普段、インターンに応募したりするときに使うCVを使っていました。が、日本企業は海外と違ってポテンシャル採用なので、普段は書かない内容も書きます。たとえば、経験の欄で普段はインターンと関係ないから削除していた、日本の飲食店でのアルバイトなどもしっかりと書くようにしました。

写真は、就活中には見られないような、少しカジュアルな自分を知ってもらえるせっかくの機会ではと思い、大学院で撮ったポートフォリオ(青空とキャンパスが背景で、オフィスカジュアルスタイルの服装で撮った写真)を使っていました

 

エントリー

先ほども書いた通り、キャリアフォーラムでは、ほとんどの企業で2種類の応募が必要です。(企業によってはどちらかだけのこともあります。キャリアフォーラムの募集職種紹介ページを要確認!)

  • キャリアフォーラムのマイページから応募ボタンを押してレジュメを提出。
  • 企業ごとの採用ページに登録して、履歴書の提出や質問に答えて応募。

コツとしては、まずは志望度の低い企業から提出して、面接を練習させてもらうのが良いかもしれません。とはいえ、企業ごとに採用人数は決まっており、後になればなるほど内定の枠は減っていきます。というわけで、本命企業のエントリーは遅過ぎても不利になる可能性も高いので、バランスを見る必要がありそうです。

また、一気にエントリーしてしまうと、一気に何社も適性検査を受けたり、面接を受けることになって負担が大きくなります。そこも気をつけることをお勧めします。

各社ごとに進みにばらつきがあり、書類提出から最後まで2ヶ月かかる(らしいと聞いた)ところもあれば、2週間で終わってしまったところも。

 

適性検査・面接・グループディスカッション対策

こちらはネットで検索していただくことをお勧めします(すみません…)

ただ、私が適性検査や面接を受けていて思ったことは、企業の方もLCFの学生にそこまで高いレベルを求めていないということ。採用担当の方も、留学中の学生が、日本にいる大学生のように適性検査の対策をしたり、面接の対策をしたりできないことをご存知だと思います。その点は、日本の就活生と比べたら基準を緩くしてくださっているように感じました。

また、グループディスカッションについては、かなりやりやすかったです笑 というのも、キャリアフォーラムに来ている日本人学生は、みんな留学経験があるということ。海外の大学で学んだ経験があるゆえに、みんなディスカッションがとても上手で、かなり話が弾んでとても楽しかったです。

留学中に日本式の就活の準備をするのはなかなか難しいと思います。けれども、企業側もそれを理解してくださっているように感じたので、そこで強いプレッシャーを感じたり、ネガティブにならずに、適性検査・面接・グループディスカッションに挑んでもらえれば、と思います!

 

To do リストの第二弾はこの辺で…
第三弾は、とうとうロンドンキャリアフォーラムの当日、本番について、まとめたいと思います!

 

 

ロンドンキャリアフォーラム① 〜概要編〜

Bonjour!

 

バタバタと毎日を須過ごしているうちに、ブログを更新しないままだいぶ時が過ぎてしまいました。
 Happy Christmas! 良いお年を!そして、あけましておめでとうございます。皆様お元気でお過ごしでしょうか。

 

日本で働き始め、IHEIDとは少し離れた生活を送っていたのですが、ここのところ当時の友人や後輩たちからの連絡がいつもより増え。
何かと思ったら、どうやら今週末がロンドンキャリアフォーラムなんですね!

ロンドンキャリアフォーラムといえば、私が参加した時も、確かにネット上の情報も少なく、参加した経験のある先輩もいなくて、孤軍奮闘していた思い出があります…

というわけで!私の情報が誰かの助けになれば、と再びブログに舞い戻ってまいりました笑

 

私がロンドンキャリアフォーラムに参加したのは2年前になるのですが、実は現地参加した翌週には、ブログに書きたい内容をしっかりとまとめてありました!
なので、これから書いていく情報は、古い情報を呼び起こしたものではなく、2年前に参加後ホヤホヤのフレッシュな記憶で書いたものです。ご安心ください笑

今年のロンドンキャリアフォーラムに参加する方には間に合わないかもしれませんが(すみません…)来年以降、どなたかの助けになれば幸いです。

といっても、フレッシュな記憶で書いたがゆえに、記録がとても長い長い…

いくつかの記事に分けて書いていきたいと思います。今回は手始めに、ロンドンキャリアフォーラムの概要や、参加すべき?参加方法は?といった内容です!

 
 

ロンドンキャリアフォーラムとは?

ロンドンキャリアフォーラム(以下LCF)は、日本語と英語のバイリンガルを対象にした、採用イベントです。

就活イベントではなく、採用イベントと呼んでいるのは、企業の説明会を受けるだけではなくて、ちゃんと準備をすれば採用をもらえる機会でもあるから!

ただし、海外オフィスでの採用よりも、日本企業や日本のオフィスでの採用が中心なことには注意が必要です。服装や選考フローなども、完全に日本式の就活方式。みんな黒スーツを着て、日本語の履歴書を持って面接に挑みます。

ロンドン(4月ごろ)以外にも、ロサンゼルス(4月)、東京(6月)、ボストン(11月)でも開催されています。ボストンが最大で、参加企業数も一番多いため、中にはわざわざヨーロッパからボストンまで行く日本人留学生もいるとか。2023年時点で、ヨーロッパでの開催は残念ながらロンドンだけです。

 

LCFに参加するべき?

私の友人や後輩からは、この質問が結構きました。特に多い状況としては、「本音は海外就職したいけど、海外就職一本だと心配…バックアップとしてLCFで採用をもらっておくべき?」というシチュエーションです。

私の回答としては、日本での就職が少しでも選択肢にある+興味ある業界や企業が出展してるなら行くことをおすすめしていました!理由としては、

  • 海外の就活と日本の就活の両方を経験していると、それぞれの就活やキャリアパスのメリット・デメリットを比べられる。
  • バックアッププランがあると、海外就活をしている時もメンタル的に楽。

特に2つ目のメリットはかなり大きかったです。スケジュールの関係で、どうしても日本の就職を終えてから、海外就職を卒業の直前〜卒業後にかけて行うことになります。私はありがたく内定を一社いただいたので、選択肢として自分を雇ってもらえる会社があることで、心理的に余裕ができました。海外の新卒就活はなかなか厳しいので、この余裕はかなり貴重だったなと思います。

 

LCFに行く場合は、実際に内定を取りに行く、日本の就活の雰囲気を見て慣れておく、どちらの目的でも良いと思います。(目的によって準備や当日の動き方が全く異なるので、注意⚠️)

逆に、日本で働く予定がゼロの人は行くが必要ないのでは、というのが私の意見です。というのも、LCFに出店しているのは、海外経験のある日本人留学生を採用したい日本企業、もしくはグローバル企業の日本支社であって、海外で働くことのできる採用枠はほぼゼロに近いからです。

 

LCF 参加方法

LCFにただ参加する、会場に入場するための方法は、至って簡単。キャリアフォーラムのホームページに登録して、参加したいLCFに参加登録するだけです。

 

会場に入った後、LCFで企業の選考を受けたい!という場合は、2パターンの参加方法があります。 

  1. 事前にインターネットから応募して、オンライン面接など選考を進めておく。 
  2. 当日に行って、Walk-in (LCFの企業ブースに行って履歴書を提出)で応募する。 

 

上述の通り、目的ごとに取るべき行動は違うので注意が必要です!

 

内定が欲しい人

特に内定が欲しいという場合は、事前エントリーが必須!LCFの当日より前にできる限り選考を進めておくことがポイントとなります。

理想的なスケジュールに出遅れたとして、とりあえず事前にLCFのマイページから応募して選考して、どんどん選考を進めてください。何も事前応募せずに当日にいきなり行って内定は正直かなり難しいと思います…!

時々、企業のブースに行って、採用担当の方にお話を聞いていたら意気投合して、面接を受けさせてもらい、その場で採用が決まったというような話もあるようなのですが、そのようなことはほぼないと思って間違い無いと思います。

 

企業の情報が欲しい、会場の様子が見たい人

事前の応募はしなくてもOK、当日ブースに行って企業の方にお話を聞いてみましょう。

当日は日本語と英語の履歴書を持っていけば、企業のブースで履歴書を渡すタイプの、Walk-in方式で、当日その場で気になる企業に応募してみることもできます。

応募者全員と面接をします!という企業もあったので、とりあえず応募してみて面接の経験してみるのもおすすめかもしれません。

 

 

というわけで、ロンドンキャリアフォーラム参加の概要についてまとめてきました。概要なので、なんだかぼやっとした内容ですね…

次回以降は、

  • 事前応募の To do リスト
  • LCF目的のロンドン旅行のtips
  • LCF当日の様子

などなどまとめたいと思います。

 

第二弾、LCFに向けてのTo doリストはこちらから。

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卒業のご報告

皆さま、いつもこのブログを読んでいただいてありがとうございます。早いもので私が留学をスタートさせてから2年が経ち、とうとう私もIHEIDのmaster’s programmeを卒業することができました!

そして卒業後は、日本でご縁があり、帰国して10月から働くこととなりました。先日さっそく2年間過ごしたジュネーブに別れを告げて帰国し、現在は待ち焦がれた日本食に舌鼓を打つ日々です笑

 

 

留学中に自分の記録のためにも書き残しておきたいと思いつつも、まだ書ききれていないものもたくさんあるので、これからもちょこちょことこちらのブログは更新していくかと思います。もしもご愛読していただいている方がいらっしゃれば、今後ともよろしくお願いいたします。

 

IHEIDやスイス留学、ジュネーブ生活、その他このブログの記事に関してご質問があれば以下のページにあるフォームからお問い合わせいただければと思います。(Google formを使い慣れていないため、返信に少々お時間を要する場合がありますがご了承ください。)

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それでは取り急ぎ、ご報告まで。

カフェ巡り日記② 〜Oh! Martine!〜

Bonjour!

ジュネーブの暑い夏は過ぎ去ってしまったようで、今週からはコートを羽織りたくなるような寒さと、曇りの日々です。そんな日は外に出るのも億劫で室内にこもりたくなるもの。今日は前回のPages & Shipsに続き、私のお気に入りのカフェの2つ目をご紹介したいと思います!

 

>前回ご紹介したカフェはこちら。

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今回ご紹介するのはこちらのカフェ、Oh! Martine。
ジュネーブ内にはCornavinの駅前とEaux-vivesの2店舗があるようですが、私のお気に入りはCornavinの駅にある大きいお店。お店の約半分が、壁も天井も窓ガラスなので屋根付きのテラスのようになっていて、日光が入ってきてとても明るい雰囲気です。

お店の手前半分は天井がガラスになっているエリア。

 

お店の中も十分に広いのでゆったりとくつろぐことができます。ただ、駅前という立地もあってか、ジュネーブにしては珍しく週末など席がいっぱいになっていることも。

店内は奥が広く、たくさんの席があります。

 

このカフェで人気なのが、ブランチにぴったりのTartine。パンの上にお野菜やお肉などの具材がのっている一皿です。私が頼んだのはサーモンアボカドのTartineでしたが、他にもメキシカンやバーベキューなどいろいろな種類があります。

上がTEXAS(メキシカン風)、下がサーモンアボカドのTartineです。

とってもボリューミーなので食べ切るのも一苦労でした笑

 

Tartineが一番人気のメニューのようですが、私のお気に入りはこちらのサーモンクロワッサン!



クロワッサンにサーモンときゅうり、レモンが挟まっているシンプルなサンドイッチですが、レモンの香りが爽やかでとっても美味しいのです。

ここでインターンのミーティングが月に一回あったのですが、このクロワッサンがお気に入りすぎて、インターンのメンバーの8割が毎回サーモンクロワッサンを注文するようになりました笑 ちなみにこのサーモンクロワッサンは用意している数が少ないのか、朝に行かないと売り切れてしまっていることが多いです。早起きしてモーニングにこのカフェを訪れた皆さんは、ぜひこのサーモンクロワッサンを試してみてください!

 

そして、私は試したことがないのですが、友達によると甘い焼き菓子系も美味しいとのこと。

クッキーやケーキ、ブラウニー、シナモンロールなどが並んでいます。

 

もちろん、コーヒーもとても美味しいですよ!上にたっぷりクリームの乗ったフラッペなどいろんなドリンクがあります。

 

友人とのお出かけにも、勉強や作業のためにも使えるカフェとして、私のかなりお気に入りのカフェにランクインしている Oh Martine!。立地も駅前ととても便利なので、ぜひ足を運んでみては?

 

Grand Morillon Student House 本音レビュー

Bonjour,

早いもので、8月も後半ですね。実は最近、私事ですが7月末で2年間住んでいた寮の契約が終わり、名残惜しくも新しいお部屋に引っ越すという生活の変化がありました。

ずっと記事に書きたいと思いつつ、個人情報の漏洩を気にして書けていなかったので(笑)、今日は私が住んでいたGrand Morillon Student Houseについて感想などまとめたいと思います!私が寮に申し込む際もなかなかIHEIDの寮についてのレビューなど見つからなかったので、今回は良いところも悪いところも、本音で書いていくつもりです。

Grand Morillon Student Houseという正式名称はちょっと長すぎるので、私たち学生が使っている愛称 "GM"をこの記事では使いたいと思います。

 

基本情報

ロケーション

GMジュネーブの中心地からは少し離れた、国際機関が立ち並ぶ Petit-Saconnexと呼ばれるエリアにあります。すぐ近くに Cret de Morillonというバス停があり、5番、8番、60番のバスが通っているので、基本的にはそのバス停が最寄りです。ジュネーブの中では少しはずれの方にありますが、アクセスは悪くなく、IHEIDのキャンパスまでは歩いて15分もしくはバスで5分、中心地のCornavin駅まではバスで10分、ジュネーブ空港までもバスで10分と交通の便はかなり良かったです。

寮の周りの道はこんな雰囲気。

とはいえ少し外れの方にあり、周りがたくさんの自然に囲まれているので、夜はとっても静かで騒音も気にならず、とても快適でした。

建物はbuilding 8とbuilding 10の二つがあり、お互いに向かい合わせになっています。二つの建物は、真ん中にある Balladを通って行き来することができます。



 

入居対象者

GMはIHEIDの学生寮なので、GMに住むことができるのは基本的に学生とインターンに限られます。時々学生でない人が住んでいる場合もあるようですが、その場合は家賃が学生料金ではなく高くなるようです。

 

入居申し込み

寮の申し込みは、IHEIDの学生であれば合格通知が届いてからすぐに申し込み方法についての連絡が来ると思います。基本的にはそのタイミング、もしくは2年目の初めに後輩と一緒に申し込み直すという方法でしか公式に応募する方法はないようです。

 

お部屋について(Studio with kitchen)

お部屋の種類

いろいろなお部屋タイプがあり、

・Studio without kitchen (キッチンなしのワンルーム)
・Studio with kitchen (キッチンありのワンルーム)
・Shared apartment (小さい個室+キッチンとダイニングを三人くらいでシェア、バスルームもシェアする場合もあり)

が一番多いお部屋タイプです。その他寝室とリビング付きの家族で住めるようなお部屋タイプもあるようです。

お部屋の値段は階数によって異なります。0〜2階のお部屋は3階以上のお部屋より安く設定されています。明確な理由は聞いたことがないのですが、おそらく景色の問題で値段に差をつけている様子。ただし、GMは建物内の両側にお部屋があります。すなわち、建物の外側、GMの外に面しているお部屋であればそれなりに綺麗な景色が見えるのですが、内側を向いているお部屋はただただ向かい側のbuilding 8もしくはbuilding 10が見えるだけなので、景色は良くありません。それでも3階以上に住むと高い値段設定になるのは謎だなぁといつも思っていました。

部屋の内装

私はStudio without kitchenに住んでいたので、そのお部屋の中を紹介したいと思います。

玄関付近

扉を開けると、まずすぐ右側に大きな収納があります。この収納はかなり大きいので、いろんなものを入れていました。日本のお家と違って玄関がないので、部屋の中で靴を脱ぎたい場合は自分で適当に土足エリアと靴を脱ぐエリアの境目を決める必要があります。

先ほどの大きな棚の隣には洋服をかけられる収納があります。洋服をかけるところ以外にも、上下に小さいスペースがあるので、かばんや帽子、手袋マフラー類もここに入れていました。一番上の段が高すぎることだけが難点…

玄関横の棚。段の高さを変えることができます。

このような洋服ダンスもついています。
キッチンスペース

洋服の収納の隣には、キッチンスペース。キッチンはもちろんついていませんが、ちょっとしたシンクとケトル、電子レンジ、冷蔵庫は備え付けられていました。この電子レンジはかなりワット数が強くて、おそらく1000Wはあったのではないかと思います…サトウのごはんなど日本から持ってきた電子レンジで調理する食べ物を温めた時、表示してある時間の半分くらいで十分でした(笑)

キッチンエリア。一番左の扉を開けると冷蔵庫があります。


冷蔵庫も一人暮らし用の冷蔵庫くらいのサイズのものをまるまる一つ使えます。冷凍庫も小さいながらきちんとついているので、コンロ以外のキッチン用品はかなり充実しています。
そのほかにも、コップやお皿、カトラリー、ワインオープナーと小さいナイフはお部屋に備え付けのものがあります。ただ欠点もかなりありまして…

・コップは小さすぎる。

・お皿は大きいプレートしかないので、和食のようなお茶碗と、お椀と、小さめのお皿と…みたいな献立を作りたければ買い足す必要がある。

・ナイフが小さすぎて何も切れない(笑) その情報を先輩から聞いていたので、私は日本から包丁を持ってきて事なきを得ました。

もちろんお皿やカトラリー等は共同キッチンにも置いてありますが、やはりバリエーションは似ているので、スープ用のお皿や小さいお皿はありません。

炊飯器は持ち込みOK、IKEAなどで売っているIHは持ち込み不可ですが、こっそり持ち込んでいる友達もいたようです(小声)

部屋に備え付けのカトラリー。キッチンペーパー立ては個人のものです。

 

バスルーム

バスルームはキッチンエリアの向かいぐらいにあります。割とコンパクトで狭めです。トイレ、洗面台、シャワールームがセットになっています。

トイレはスイスのごく普通のトイレで、特別に書くこともないかな(笑)トイレブラシはついています。

洗面台は、シンク?の部分がかなり小さいです。手を洗ったりする分には問題ないのですが、顔を洗うと床がびしょびしょになるのが欠点でした。また、手洗いの洗濯物などをするのにも小さすぎてかなり困りました。ただキッチン(仮)エリアのシンクがあるので、洗濯物などはそっちを使えば問題ありませんでした。

シャワールームはかなり狭くて、大人一人がピッタリ入るくらいのサイズですが、慣れてしまえばそんなに気になりませんでした。問題は、シャワールームが少し高くなっていたり床に段差があるわけではなく、全く同じ床が続いているところに扉が設置されているだけという仕様だったこと。気をつけないと外に水が漏れやすかったのが欠点だったかなと思います。とはいえ乾燥しているヨーロッパ、多少の水くらいはすぐ乾くので、途中からあまり気にしなくなりました(笑)

シャワールームの様子。

シャワールームの目の前にトイレがあります。




テーブル

キッチンエリアから続くような形で、長いテーブルがあります。テーブルが長すぎて部屋の空間を圧迫しすぎているような気がしなくもなかったのですが、広い分ゆったりと使えるのはメリットでした。机には勉強用のテーブルライトがついています。

写真の左側に写っているのが長テーブルです。



ベッド

当たり障りのないベッド。枕とマットレス、かけぶとんは備え付けです。このかけぶとんは薄っぺらいですが、かなり暖かくて使い勝手がよかったです。

ベッドの下にはスペースがあり、スーツケースなど収納しておくことができます。ただ、マットレス等を外さないと出し入れができないので、普段使うものはここに入れることはできません。ただ、普段使わない大きいスーツケースや違う季節の洋服などを入れるにはぴったりだと思います。

ベッドの枕側には大きな飾り棚があって、ここも収納に使えます。初めにこの部屋に来た時、「こんな枕元に大きい棚作っても何に使うんだろう…意味ないじゃん…」と思っていましたが、ここはスイス、地震がないので落下の危険を気にせずに物を置いて大丈夫です!

 

ベンチ

なんという呼び方が正解なのか2年間住んでもわからないままでした(笑) とりあえず、ベンチと呼んでおくことにします。窓際に、縁側のような、ベンチのような、座ることのできるスペースがあります。ここの主な目的は床下収納ですね。ベンチの板を持ち上げるとかなり大きな収納スペースが出てきます。

この収納も大きい収納が二つ、小さい収納が一つの合計三つがあるので、かなりたくさんのものをしまうことができました。

ベンチ下の大きい収納二つ。この右隣も開きます。



窓はかなり大きいです。付いている取手をぐるっと上向きになるまで回すと、左側の窓の上側だけ細く開けることができます。取っ手を横向きになるように回すと、左右の窓をパカっと大きく開けることができます。

窓の外についている白い雨戸のようなものは開けることができるので、開けっぱなしにしている人もいました。

窓に関しての難点は、網戸がないこと。GMはかなり自然の多いエリアにあることもあってか、晴れた日に窓を全開にしていると虫がたくさん入ってきてしまいます。それも、山にいそうなかなり大きめの虫が…
というわけで、私は窓を全開にすることはほぼなく、白い雨戸のようなものは閉じたまま、窓を薄く開けておくことが多かったです。

窓には白いプロジェクターのスクリーンのようなカーテンがついていて、窓際のボタンを押すと自動で上から降りてきます。夜はこれを閉めないと部屋の中が丸見えです。白い雨戸のようなものを閉めていても中の電気がついていると人のシルエットがくっきりと見えてしまうので、暗くなったら早めにカーテンを閉めましょう。

 

冷暖房

暖房は設備あり、冷房はなしです。

暖房はあるとはいえ、あまり機能しません…環境のこと等を気にして、最高温度設定が22度なので、かなり寒いです。

冷房はありません。どうやらジュネーブ州の法律で、アパートや家などは冷房の設置が禁止されているらしいとのこと。とはいえ夏は暑く30度を超える日も普通にあるので、必ず夏になる前に扇風機を買っておくことをお勧めします。

 

照明

キッチンエリアからテーブルの上、玄関、バスルーム、ベッド脇の証明の4つがあります。最初に引っ越した時はかなり部屋が暗いなと感じましたが、次第に慣れました。

 

コンセント

コンセントは、キッチンのエリアに2つ、洗面所に2つ、テーブルの横に2つ、ベッドの枕元に2つです。テーブルのコンセントは、真横にあるもののテーブルが長すぎるために届きにくかったので、延長コードがあるとよいかもしれません。
ベッドの枕元のコンセントは、普通のプラグが2つ、USB-Cを挿せるところが2つありました。これはなぜだか全くわからないのですが、このUSB-Cプラグに挿すとスマホの充電がものすごいスピードで終わるのです!スマホの充電は普通のプラグではなくUSB-Cに挿すのがおすすめです。

 

清掃サービス

約2週間に1回程度の清掃サービスが入ります。個人の部屋のキッチンエリア、バスルームの掃除、リネンや枕カバーの交換、簡単な床とテーブルの掃除をしてもらえます。

掃除の日は朝8時半までにリネン類を外して床に置き、洗面所やキッチンエリアのものをしまった上で部屋を出なくてはいけません。掃除のスケジュールは1階のエントランスに毎月スケジュールが貼り出されるので、それをみて把握します。

このクリーニングサービスはかなりよかったです。というのは、スイスの水は硬水なので、シンクなど真っ白になってしまい、これを掃除するのがかなり大変なのです。クリーニングサービスの人は専用の機械を使って掃除してくれるようなので、

 

1つ注意点は、掃除の日にバナナを置きっぱなしにしていると小さい虫が入ってきてしまうこと。掃除の人にくっついて入ってくるのか、掃除の間部屋の扉があけっぱなしだから入ってきてしまうのかわかりませんが、掃除後に部屋に小さな虫が4〜5匹飛んでいて捕まえるのが大変だったことがあるので、バナナは前日までに食べ切るか、どこかにしまっておきましょう(笑)

 

寮の設備;共用エリア

ポスト

Building 8の0階に全員分のポストがあります。ポストの鍵は部屋についているので、それを利用して開ける方式です。
問題は、小包などが届いた時。もちろんポストには入らないので、不在票のような小さい紙が郵便受けに届き、基本的にはその紙を持って自分で郵便局まで撮りにいく必要があります。バスに乗って運ぶ必要があり、大きい荷物が届いた時などは特にとても大変でした…
ポストのある部屋に宅配ボックスのようなものが1年以上前に設置されたのですが、今まで使われている様子を見たことがありません。あまり当てにしない方が良いかと思います…

ランドリー

部屋に洗濯機がない代わりに、ランドリールームがBuilding 8, 10両方の0階に設置されています。洗濯は1回5フラン、乾燥機は1回1フランです。高い…!私は毎回乾燥機にかけずに部屋干しすることで乾燥機代だけでも節約していました(笑)

洗剤や柔軟剤は自分で買って持っていく必要があります。

アイロンとアイロン台がランドリールームにあり、自由に使えます。

 

共同キッチン

こちらは大きい共同キッチン。

 

共同キッチンは、building 8とbuilding 10の両方の建物各階に一つずつあります。

共同キッチンは2パターンあり、大きいキッチンが一つ付いている階と、小さいキッチンが二つ付いている階があります。大きいキッチンの方は、コンロやシンクなどのいわゆるキッチン台が部屋の両端に二つあり、その間にはソファと長テーブル、椅子などが設置されています。

小さいキッチンは、大きいキッチンの二分の一のサイズ。キッチン台が一つと、小さめのテーブルと椅子、ソファが置いてあります。

調理器具は大体揃っていて、お鍋やフライパンはもちろんのこと、ヘラやお玉、泡立て器、ケトル、オーブン、電子レンジ、冷蔵庫もあります。大きな食洗機もあるので、とても便利です。

調味料等は基本的には置いていないのですが、前にGMに住んでいた人が引っ越すときにいらないものを置いて行ったりするようで、それが残っていたりします。

 

 

キッチンの問題点は、やはり使い方が汚い人がいるということ。同じフロアの人おそらく10人ほどがシェアしているので、キッチンが汚れていても誰が汚したのかわからない状態、そのために汚いまま放置していく人も多いです。また、人によっては食洗機を使ったことがない人もいるようで、例えばお鍋でお米を炊いてお鍋の底にお米がこびりついたまま食洗機に入れ、使おうと思ったお鍋が汚れている…

なんていうことも。そして、どうしてもキッチンで使ったものをすぐに戻さない人がいたり、部屋に置きっぱなしにしたりする人がいて、使いたいときに使いたい調理器具が使えないという問題もありました。

 

スタディルーム

スタディルームはbuilding 8と10の両方に一つずつあります。

building 8の方は大きい部屋に机と椅子が並んでいて、個人で勉強をしたり作業をしたりする人向けです。本も置いてあり、自由に読んだりできる様子。ここは夏にGMで冷房が効いている数少ない部屋の一つなので重宝していました。

building 10のスタディルームは会議室のような作りになっています。友人と一緒に勉強をしたいときや、プレゼン準備のミーティングをしたいときなどに使うことが多かったです。

 

コミュニティガーデン

 

Building 8と10の両方に一つずつコミュニティガーデンがあり、そこで野菜やハーブなどが育てられています。

ルールがコロコロ変わるので現在の正式なルールが分かっていないのですが、夏になって野菜等が収穫できる季節になると、専門のスタッフの人が収穫してadmin officeの前に置いておいてくれるようです。底にある野菜は自由に取っていって構いません。私が来たばかりの頃は自由に野菜をとって構わないという運営だったのですが、今は勝手に収穫してはダメという方式に変わったようです。

トマトやズッキーニ、ナス、その他タイムやローズマリーなどのハーブが取れるので、自炊に使えてとても便利です。

 

まだ青いですがミニトマトがなっていました。

ネギもかなり立派なものができていました。

収穫された野菜はこんな箱に入って、管理室の横に置いてあります。

 

ゲームルーム

Building 10にあるゲームルームは、その名の通りゲームをして楽しめるお部屋です。ゲームセンターにあるようなホッケーと、パブで見るようなサッカーゲーム、そしてボードゲームがいくつか置いてあり、自由に使うことができます。

サッカーゲームも。

ジム

Building 10にあります。GMに住んでいる人が全員使えるわけではなく、使うためにはメンバーシップに申し込む必要があります。私はジュネーブの違うジムに通っていたので利用したことはないですが、小さいながらも筋トレマシンは一通りそろっていると聞きました。

 

ルーフトップ

 

こちらもBuilding 10の8階に。ベンチやテーブルなどが設置されていて、ジュネーブを一望することができます。天気の良い日はここでご飯を食べたり、友達とおしゃべりしたりしていました。私が2年連続で初日の出を見たのもこちらのルーフトップです。

ちなみにルーフトップには屋内のパーティースペースがあり、イベントがここで行われることもあります。普段もバドミントンがここでできるので、友達と誘い合わせてバドミントンをしたこともありました。

屋内スペース。かなり広いです。

地下ロッカー

地下にはロッカーがあり、月10フランで借りることができます。私は使ったことがないのですが、そこそこのものをしまっておけるスペースはあるようです。

−1階にロッカーがあります。

 

学生からの声

ここでは、私が友人からよく聞いたGMに関する意見を挙げてみたいと思います。

ポジティブな意見

・綺麗だから住みやすくていい。

新しい寮だということもあり、かなり清潔感があってとても綺麗です。白と木を基調とした内装もより清潔感を感じさせる要因の一つだと思います。

 

・防音がしっかりしているから、周りの部屋の物音などあまり気にならない。

隣の部屋の話し声などが聞こえたことは、私は一度もありませんでした。廊下を歩いている時もかなり静かだと感じます。
特にもう一つのIHEIDの寮、Pichiottoは周りの部屋の話し声やコンセントを挿す音などが聞こえるそうで、それと比べて防音性が良いという意見が多かったです。

 

・友達が大体みんなGMに住んでいるから、すぐに会えて良い。

IHEIDの学生、特に一年目はほとんどの学生がIHEIDの寮であるGMもしくはPichiottoに住むことが多いです。Pichiottoは部屋数が少なめなので、必然的に多くの友人がGMに住むことになります。共同キッチンなども充実しているので、GMに住んでいる友人と気軽に一緒に夜ご飯を作って食べたり集まったりできるのはとても良かった点の一つです。

一方で、家に帰ってまでも学校の友人に会ってしまうのがキツい、プライベートはきっちり分けたいという意見の友人もいました。そこは個人の好みが大きいかなと思います。ただ、GMで誕生日パーティーなどのイベントを主催する友人も多いので、

 

・学校まで徒歩15分あるのが、逆に運動になって良い。

たったの15分と思いがちですが、小さなジュネーブの街では15分のウォーキングはかなりいい運動です。通学路も直線でわかりやすい上に、緑が多くて感じの良い道なので、

ネガティブな意見

  • 廊下も真っ白で精神病棟みたい。

真っ白で清潔感がある一方で、この意見もちょっと分かる気がします(笑) 特に廊下は、真っ白な中に部屋がただただ並んでいるので、そう言われると確かに病院みたいかも。

 

  • シルバーフィッシュ対策をなんとかして欲しい。

こちらは私も同意見ですね。まずシルバーフィッシュというのは、ヨーロッパでよく見られる家に出る虫で、刺したり噛んだりそういう害は全くありません。ただ、見た目がひたすらに気持ち悪い!

どうやらGMの寮中で繁殖してしまっているようで、壁の隙間などから部屋に入ってきてしまうとのこと。私の部屋でも時々見かけました。ひどい部屋では、一日一匹は見つけるという人もいる様子…

寮に住み着いてしまっているので私たちが何かできるわけではなく、管理人さんたちが中心になって対策をしてもらうしかないのですが、効果的なことは今までのところ何もしてもらえず…
そこに不満を持っている人も多くいるようです。(私を含め)

 

  • 管理室の人たちがひどい。

Adminの人たちは、確かに基本的に対応が悪いことがほとんどで、そこに不満を持っている人はとても多いです。まずそもそも、月・火・木・金の午前中(9時〜12時)しか開いていないので、特に働いている人にとってはなかなか管理室に行ったりすることが難しいです。メールを送っても返事が遅いことも多く、急ぎの用事ではかなり困ります。

対応もあまりよくなくて、共同キッチンに備え付けのカトラリーを全部無くそうとしたり、いきなり引越しの多い7〜8月の2ヶ月は部屋の掃除をしないといきなりオペレーションを変えたりということがありました。待遇の悪さに対して学生側から署名活動が起きたりしたこともありました。

Master プログラムの1年目が終わった時点で違う寮に引っ越した友人もそれなりにいましたが、その大きな理由の一つは管理室の対応の悪さだったように思います。

 

  • すぐにお金を取ろうとしてくるところが良くない。

どうやらGMは財政難なようで、何かと理由をつけてすぐにお金を取ってくることはよくあります。

例えば、GMの鍵はホテルのようなオートロックのカードキーなので、鍵を部屋に置いて閉め出されてしまうことがしばしばあります。そういった時にはセキュリティの人に問い合わせて部屋を開けてもらうのですが、1回開けてもらうごとに15フラン取られます。

他にも、引越し後に部屋に少しでも小さな傷があるとそれに対してお金を取られます。人によっては目で見ることができない床の下の不具合に500フランのお金を取られた人もいるようです。しかも、このお金を使って修繕されるわけではないとのこと。すなわち、自分の前の住人の人が付けた傷は自分の入居時もそのままになっていて、自分がその部屋から引っ越す際にもその傷に対してお金を請求されるという状況のようです。そうやって住民からできるだけたくさんお金を取るという手法なんだとか。GMに引っ越す方は、引っ越してすぐに部屋の隅々まで写真を取っておき、その傷は自分が来る前からあったんだと証明できるようにしておくことをお勧めします。

また、キッチンで誰かが何かを焦がして消防車が来るたびに120フランほどのペナルティを取られます。私の友人は、一回も消防車が来てしまったことがないのに120フランを請求されたことがあり、管理室に問い合わせて調べてもらったところ、「先月キッチンで何かが焦げて消防車が呼ばれたことがあった。誰がそれを起こしたのか分からないから、ランダムで住民の誰かに120フランを払ってもらわなければならず、それがたまたまあなただった。」と言われたことがあったそうです。あまりに理不尽なので監視カメラなどしっかり調査をしてもらい、犯人を突き詰めて120フランの支払いからは免れたそうですが、このエピソードから分かるように理不尽な請求をしばしば耳にします。

 

  • 卒業式が9月なのに、7月末で寮を追い出されてしまうのはおかしい。

これは毎年不満が出ているのにも関わらず、一向に改善されません。

どういうことかというと、IHEIDは6月ごろに授業が終わるものの、卒業式は9月です。(これは、卒業後6ヶ月は仕事探しの目的でスイス国内に残れるという法律上の決まりがあり、できる限り長く学生がスイスに残れるように卒業式を9月にしているのだとか。)ところが、寮の契約は最長でも7月末で終わり、部屋から追い出されてしまいます。結果、学生は自分たちで卒業式までの滞在場所を探さなければなりません。

GMが他大学や一般的な国際寮ならこの待遇も理解できますが、そもそもIHEIDの寮なので、IHEIDのスケジュールに合わせていないのは理不尽だと思います。新入生が入ってくるのも8月末もしくは9月中旬なので、少なくともあと1ヶ月は寮の契約を伸ばしてくれてもいいのでは?と思います。

私も今この寮を追い出された状態で、ジュネーブ内の違う部屋を借りて住んでいます。人によって短期で部屋を借りる人もいれば、卒業後も長期でジュネーブに住むつもりでアパートを探す人もいます。早く状況が改善されることを望むばかりです。

感想

ここまでネガティブな意見もたくさん書きましたが笑、総合的に、私はこのGMがとても好きでした。星10のうち8.5くらいでしょうか。だからこそ1年目の終わりに違う寮やアパートを見つけて引っ越す人もいる中で、2年間ここに住み続けたとも言えます。

白と木を基調としたデザインの部屋はとても落ち着きがあり、さらに部屋も天井が高いのでかなりの解放感がありました。騒音対策などもきちんとしていたのでプライベートがかなりしっかり確保されていて、とてもよかったです。

問題点としては、やはり管理室が挙げられるかなと。ただ、何も問題を起こさなければ大丈夫ですし、対応が遅いものと思って連絡をしたりすればそこまで大きく困ることはなかったです。あとは、部屋に鍵を忘れたりキッチンで焦がしたりしないように気をつけていれば大丈夫かなと思います(笑)

私の友人もなんだかんだ2年間GMに住み続けた人が多かったので、総合的な満足度はそれなりに高いと言えるでしょう。もしIHEIDにいらっしゃる方は、ぜひGMも寮の選択肢の一つとして積極的に候補に入れてもらえればと思います!

 

参考:GM以外の選択肢

Pichiotto:IHEIDが所有する、もう一つの寮。IHEIDのキャンパスのすぐ隣にあります。

Cite:University of Geneva (通称UNIGE)の学生のための寮ですが、空きがあればIHEIDの学生も入ることができるようです。場所はChampelと呼ばれる、少し外れの方にあります。IHEIDのキャンパスから見て湖の反対側に立地しています。

 

日帰りマッターホルン旅

Bonjour,

ジュネーブに来てから2年、時間を見つけてはスイスの色々な観光地や違う街に日帰り旅行をして、いろいろと開拓してきました。そんな様子も記事にまとめたいと思いつつも時間が取れず先延ばしになってしまっていたのですが、時間を見つけては少しずつ書いていきたいと思います。

今回は、昨年の10月末に行った、マッターホルンを見るツェルマットへの旅について。

 

マッターホルンはスイスの三代名峰の一つで、アイコン的な存在としてもよく使われており、食べ物やお菓子のパッケージでもよく見かけます。そんなこともあって、スイスに来て以来ずっとマッターホルンを見に行きたいと思っていたものの、なかなかそちらの方面に出かけることが少なかったため、見ないまま一年以上が過ぎていました。

 

この旅では、ジュネーブからSBB(スイスの鉄道)に乗ってツェルマット(Zermatt)へ。ツェルマットからゴルナーグラート鉄道という登山鉄道に乗って、標高約3000mのゴルナーグラート展望台に行く、というプランでした。

ジュネーブからツェルマットまでは片道3時間半とかなりの長旅ですが、日帰りでも楽しむことができました!

 

7:40 ジュネーヴ出発

コルナヴァン駅ことジュネーヴ駅からSBBに乗り、ツェルマットに向かいます。レマン湖沿いを走った電車はその後、私たちが爆睡している間にいつの間にか山に囲まれた自然いっぱいの場所を通っていきます。

※余談ですが、スイスの長距離電車はかなり安全で(特にフランスなどの電車と比べると)私は移動中に寝てしまうこともしばしばあります😅 しかし、やはりそこは日本と違うので、一応スリ等には気をつけてください!私はよく貴重品の入った小さなカバンをしっかり抱え込んで寝ています…笑

 

旅行当時は途中で線路工事が行われていたようで、途中駅で電車を降りてバスに乗り換え。きちんとした観光バスのようなバスが用意されていました。

バスから見えた、スイスの田舎の景色。

 

バスの車窓から見える景色がもう綺麗で、ツェルマットへの期待が高まります。この日まで1週間ずっと雨もしくは曇りだったこともあり、このまま展望台に着くまで晴れた青空であってほしい…と祈りながら景色を眺めていました。

バスを降りたのち、再び15分ほど電車に乗ると、ツェルマットに到着です!この電車は景色を楽しめる電車のようで、とても大きい窓がついていました。

車内では皆、窓からの景色を楽しんでいました。

追記:2024年8月現在、線路工事は終了したようです!バスに乗ることなく、ジュネーブからツェルマットまで電車だけで行くことができました。所要時間は3時間半ほどです。

まずは、Geneve(Cornavin)駅からBrig行きの電車に約2時間ほど乗ります。その後、Vispという駅でZermatt行きの電車への乗り換えが必要です。

 

11:30頃 ツェルマット到着

とうとうツェルマット駅に到着です!

ここからゴルナーグラート鉄道という登山鉄道に乗ってツェルマットが綺麗に見える展望台へと向かいます。街からすでに遠くにツェルマットが…!

ツェルマット駅前で後ろを振り返ると、マッターホルンが!



ゴルナーグラート鉄道の乗り場はツェルマット駅の出口を出て目の前、すぐにあります。切符もこの建物内の窓口もしくは券売機で購入できます。往復で100CHFほど。券売機もわかりやすいので、長い窓口の列に並ぶ前に機械での購入にトライしてみることをおすすめします。

こちらがゴルナーグラート鉄道の乗り場。

 

ゴルナーグラート鉄道は30分に1本ほどの頻度で出発していました。(時期によって異なるようなのでチェックしてみてください。)実は切符購入後すぐに出発する電車もあったのですが、あえて一本見送って次の電車に乗ることにしました。というのも、ゴルナーグラート鉄道は進行方向右側に座る方が絶景を楽しめるからです!!!!

左側も景色が綺麗なポイントがありますが、マッターホルンは常に進行方向右側の車窓から見えます。ということで必ず右側に座ることをおすすめします!私たちは右側の座席を取るために発車の20分前にホームに行きましたが、ホームドアの前にはすでにたくさんの人が並んでいました。ということで、ホームで1本電車を見送るくらいのつもりで待っていた方がいいかもしれません。そのくらい右側に座る価値がある絶景でした✨

ちなみにこの進行方向右側は、展望台に行くときの進行方向右側です。なので、当たり前ですが帰りは進行方向左側が絶景です。

参考までに、ホームドアに向かって右側の方向に電車は進んでいきます。

こんな色合いの電車です

 

12:00頃 ゴルナーグラート鉄道に乗って出発!

とうとう鉄道が出発です!標高1,000メートルほどのツェルマットから、標高3,000メートルほどの展望台までぐんぐんと登っていきます。

出発してすぐは、ツェルマットの村の典型的なスイスの田舎の景色とその奥にマッターホルンのコンビネーションが楽しめます。

スイスのシャレー(山小屋)とマッターホルン



だんだんと標高が高くなると、紅葉がとても綺麗になってきました。ちょうど前日まで雪が降っていたようで、雪と紅葉の組み合わせがとても美しい✨ヨーロッパの秋は晴れの日が少ないので、青い空と紅葉を一緒に見られるのがとても新鮮でした。

 

黄色が美しい紅葉は、この時期は山の中腹でしか味わえない景色です。

さらに登っていくと、紅葉は消えて一面の雪景色に。積もったパウダースノーが風に吹かれて舞っているようで、その舞っている雪が太陽の光を浴びて雪の表面がまるでラメのようにキラキラと輝いていていて、それもまたとてもきれいなのです…マッターホルンも、目の前の雪もどちらも見ていたくて、もう一つ目が欲しい!と思いました笑

太陽光をたくさん浴びたパウダースノーが煌めいていました。

 

そしてとうとう、終点ゴルナーグラート展望台に到着です!

乗車時間は約35分。ハイキングを楽しみたい場合は、途中駅で降りることももちろんできます。

 

12:30分頃 ゴルナーグラート展望台に到着!

とうとう到着しました!青空に雪に壮大なマッターホルン、降り立つだけで大興奮でした!

手袋なしでは手が動かなくなるような寒さでしたが、絶景に気を取られてそんなことを気にしている暇もありませんでした笑

とうとう本物のマッターホルンを見ることができました!

よくTobleroneのパッケージのマッターホルンを実物のマッターホルンに重ねた写真を見かけるので私たちも挑戦しようと思いましたが…実は今年の春におなじみのパッケージからマッターホルンが消えてしまったのです…

スイスを象徴するものをパッケージに載せるためには生産工程の80%以上をスイス内で生産していなければならないなどという厳しい決まりがあるらしく、それを満たさなくなってしまったんだそう。

ならば!と私の大好きなカンブリーのクッキーでチャレンジ!



こっちの方が良くない…?笑

個人的にカンブリーのクッキーが大好きで思い入れがあるので、大満足です。なんなら私はTobleroneの写真より好きかも笑

 

13:30頃 お昼ご飯

そろそろアドレナリンでもごまかしきれないほど体が冷えてきたし、お腹も空いてきたということでお昼ご飯を食べることに。

寒すぎたので、こちらの展望台に避難しました(笑)

展望台にはレストランがあります。メニューは普通といったところでしょうか。山頂のレストランにしてはおいしいし建物もとても綺麗でした。でも、メニューより何よりもこのレストランの醍醐味はこの絶景!!!!

 

こんな景色を見ながらワインを楽しむ人がたくさんいて、なんと贅沢な時間なんだろうと思いました。私たちはワインは飲みませんでしたが、ランチをすることに。

 



ドイツ料理に似たような料理が多くありました。温かいシチューのようなお料理のほかにも、ミートソースパスタやポテトとナゲットなども。私たちは、なぜかポテトとナゲットがものすごく食べたくなってしまったので、巨大なポテトとナゲットをシェアしました笑

室内からでも景色を楽しめるのは最高ですね。ちなみにこの建物にはちょっとしたおみやげ屋さんと、綺麗なトイレがあります。

 

15:30頃 下山

とても名残惜しいですが、帰りの電車に間に合うように山を降りることに。

帰りの電車から見ると、朝は一面雪に覆われていた場所もかなり地面が見えていたりしました。ツェルマットに着く最後までずっとマッターホルンの景色を楽しめるのはこの鉄道の良いところだと思います。

 

17:00頃 ツェルマット出発、21:00頃ジュネーヴ到着

行きと全く同じ道のりを辿ってジュネーヴまで帰ってきました。山の景色が綺麗すぎて、帰りの電車もずっと写真を見ながら余韻に浸っていました。

 

 

これ以外の言葉が見つからないというくらい、とにかく本当に本当に本当に絶景でした!綺麗だろうと予想はしていましたが、こんなに感動して興奮するとは…!夏も美しいのでしょうが、冬の雪を被ったマッターホルンは本当に美しかった…

当たり前ですが、やはりお天気がすごく重要だとも思いました。旅行で訪れる場合は難しいかも知れませんが、直前まで細かく天気予報を確認することをお勧めします。また、山の上の天気は変わりやすいので、綺麗な景色が見えた時に写真を撮ったりしっかり堪能しておくのも重要かも知れません。私たちがランチ後にレストランから出たときも、さっきまで綺麗に見えていたマッターホルンの頂上が雲で隠れてしまっていました。

本当は、ツェルマットからケーブルカーで3分のところにあるスネガという展望台からもきれいにマッターホルンが見えるようです。私たちが行った時はちょうど12月の再開までケーブルカーが点検中で行くことができませんでした…次回があれば、ぜひこちらも行ってみたいと思います。