今回の記事はスイスやジュネーヴに関してだけでなく、留学全般についての記録です。
留学に関しては、日本出発前だけでなく、現地到着後にもいろいろな手続きが必要だったり、やらなければいけないことがたくさんあります…😮💨 しかもこれが慣れないことばかり、普段の生活ではやらないようなことばかりなのでなかなか大変… 私も到着してすぐはやらなくてはいけないことに追われていましたが、ようやくひと段落つきました!
留学先の国や地域によって手続き内容や方法や必要は違いますが、ジュネーヴ到着後に必要だった(もしくはこれから必要な)手続きなどをまとめていきたいと思います。
在留届の提出
在留届とは、海外に3ヶ月以上滞在する予定の日本人が外務省に提出しなければならないもの。到着後3日以内に提出しなければいけません。提出方法はネットから。名前、住所、電話番号など基本情報を打ち込むだけで完了なので、想像以上に簡単に済みました。到着後3日以内といちばん期限が短かったので、到着したその日の夜にすぐ手続きしました。
こちらのリンクから提出できます。現地の領事館窓口や郵送、FAXなどでも手続き可能なようです。
滞在許可証の申請
外国からIHEIDに留学する学生は、ビザ免除国であろうとなかろうと、Student Permit Bという滞在許可証を必ずゲットしなければいけません。日本はスイスから(なぜか)ビザ免除国に指定されていますが、この滞在許可証は必ず手続きをして取得する必要があります。
滞在許可証については日本にいる頃から手続きを進めてきましたが、現地についてからとうとう本格的な手続きが必要になってきました。
※日本での手続きについてはこちら↓
つまり日本での手続きでは、「ジュネーヴに来てから滞在許可証をあげますよ」という証明書をもらっただけだったので、ジュネーヴ到着後に正真正銘の滞在許可証を申請しなければなりません。
スイスで必要な手続きは
- パスポートの個人情報ページと入国スタンプのページのコピー、住所などを記入した申請書、寮の受入証明書など書類をそろえる
- 到着日から10日以内に、郵送でOCPM(ジュネーヴの移民局)に必要書類を提出
- メールが来たら、OCPMに行く予約を取る
- OCPMに行って、生体情報を登録する
- しばらくすると郵送で滞在許可証が届く
こんな流れです。
必要書類は日本で受け取った書類に一覧が記載してありました。入国スタンプに関してはジュネーヴに来てからでないと用意できませんが、それ以外の書類の印刷・コピーは日本で済ませて持ってきておいたのがとてもよかったです。
というのも、初めての地なので、どこでコピーやプリントができるのかわからない(コンビニがない😭)…封筒や切手もどこでどうやって買えるのかな、郵便局は近くにあるのかな…ポストはどこにあるんだろう…と、こんな感じで作業を全て行うには、一つ一つやり方を調べなければわからないため、とても手間がかかるのです。
余談ですが、郵便局やポストなんて歩いてればパッと見つかるでしょ!と思うじゃないですか?これが見つからないのです!!!笑
これはスイスにポストが少ないというわけではなくて。私の見慣れた赤くて長方形で封筒を入れる口が2つついているポストとは違うので、歩いていても目に入ってこないのです。日本のポストだったら道にあるだけでパッと気づくのに…
郵便局も、日本とは違う看板なので目に入りません。というか、スーパー、ドラックストア、すべて看板の雰囲気が日本と違うので、東京の道を歩いている時のようにパッとみただけで何の看板なのか見分けられないのです…そして気づかないまま通り過ぎてしまいます… 目に入ってくるのは、マックとスタバとケンタッキーだけ!笑
ただこれは最初のうちだけで、今ではだいぶ慣れて、パッと見つけられるようになりました!成長です!
滞在許可証については、まぁ予想通りですが、なかなか手続きが進みません…笑
郵送してから2週間くらい経ちますが音沙汰もありません。なかには滞在許可証を手に入れるまでに半年くらい待ったなんていう人もいるようなので、気長に待つことにしましょう。
大学院での諸手続き
これは留学受け入れ先の学校によって違うと思いますが、きっと受け入れ先の大学で何らかの手続きが必要だと思います。私の場合は、「現地到着後に高校の卒業証明書を持ってきて」と言われたので、Student deskに提出しにいき、学生証をもらえました。
他の学生はBachelor Degreeの証明書を持ってくるように言われていましたが、私はまだ大学生なので高校の卒業証明書の提出が必要だったようです。
定期券の購入
なるべく早く手に入れてなるべく多く使った方がお得だよね!ということで到着したその日に購入しました。
ジュネーヴでは日本のような、学校の最寄り〜家の最寄りの定期というものはありません。が、ジュネーヴ市内のバスとトラムが1年間乗り放題のパスが売っています。25歳以下は400フランで買うことができるので、1ヶ月に少なくとも6往復乗れば、元が取れるくらいのお値段です。お得!
実は、寮から大学院のキャンパスまでは歩いて15分ほどなので、バスに乗らなくても楽に通学することができます。しかし、ジュネーヴ駅の近くに買い物に行ったり、旧市街にお出かけしたりするとなると、徒歩では寮から30~45分はかかるので、少し厳しそう…それに、真冬の寒い日や天気の悪い日、寝坊した日にバスやトラムに乗ることを考えたら、元は取れるだろう!ということで購入しました。実際に1ヶ月に6往復以上はバスを使っているので、買って正解です!
こちらは買っていないのですが、スイス内のバス、トラム、電車が全て半額になる年間パスというものもあるらしく、スイス内をよく旅行するのであれば購入を検討してもいいかなと思っています。
SIMカードの購入
SIMカードについては自分の国のSIMを使い続けている人もいますが、私はスイスで新しくSIMカードを購入しました。Salt, Sunrise, Swisscomなどがよく使われているようです。Salt, Sunriseがいわゆる格安、Swisscomがちょっとお高めかなという感じ。選ぶポイントは、
- スイス国内でのデータ使用量
- ヨーロッパ内でのデータ使用量・通話量
スイス国内でのデータ使用量については日本の携帯会社のプランを考える時と変わらないと思います。ユニークなのは、ヨーロッパ内でのデータ使用量もプランの内容に含まれていること!スイス外では使えないものが最も安いプランで、ヨーロッパ内で使えるギガ数が増えるとプランの値段も高くなります。住んでいる地域や自分がどのくらいの頻度で旅行する予定かなど考えなければいけないのでなかなか難しいところ…
特にジュネーヴはすぐそこにフランスとの国境があるので、フランスに買い物に行く時などはヨーロッパ内のデータ通信量を使用することになるので、これがかなり重要だったりします。
ちなみに日本のSIMカードですが、ドコモユーザーだったので
- 留学中も契約したままにしておく(帰ってきた時にすぐ使えるというメリット、月額の料金がかかるというデメリット)
- 電話番号とメールアドレスを月額500円で保管しておいてもらう(月額の料金は安くなるというメリット、ただし帰国時にドコモショップに行って再び使えるようにする手続きが必要)
- 解約してしまう(お金は全くかからないが、電話番号やキャリアメールアドレスは消えてしまう)
という3択でした。私は2年も日本を留守にするので解約してしまうことにしました!
ただ、スイスに向かう途中の空港でフリーWiFiにうまくつなげなかったり、スイス到着後になかなかSIMカードを買いにいけなかったりすると困るので、
- 日本にいる間は解約せず、パケットパック海外オプションをすぐに申し込めるようにしてスイスへ。
- 必要に応じて24時間プラン、3日プランなどその場で申し込み、スイスのSIMカードを手に入れるまでドコモの海外用プランを利用する。
- スイスでSIMカードを買ったら、インターネットからドコモを解約
という手続きを取りました。(インターネットから手続きできることなど、友達が教えてくれました…!感謝!)
携帯会社によってインターネットで解約できるかどうかなど状況は異なるので、ぜひ調べてみてもらえればと思います。個人的な意見ですが、トランジットで乗り遅れる、空港から寮までのアクセスに迷う、駅や空港のフリーWiFiの繋ぎ方がわからない、繋げても電波が弱いなど不測の事態はいくらでも考えられるので、日本で完全にSIMを解約してフリーWiFiだけに頼って渡航するのは怖いような気がします… 今はスマホがないと何もできないですし、逆にスマホさえあればほとんど何でもできる、命綱なので…笑
参考までに…
銀行口座の開設
2年間滞在することや、後々アルバイトや有給インターンシップなどをしたいと考えていることなどから、スイスの銀行口座の開設もすることにしました。
短期留学の人は解説しない人もいるようですし、人によりけりだと思います。
ちなみに銀行口座はそんなに急ぐものではないのですが、まだ開設できていません。インターネットで銀行の予約をリクエストしては「予約が取れませんでした」の繰り返しです… (予約のリクエストじゃなくて予約そのものをインターネットでさせてよ…という心の声)
到着後の手続きなどはこんなところでしょうか。銀行口座開設と滞在許可証を除けば、1週間ほどで全ての手続きが終わりました。まだ終わっていない2つについても、完了したらまた追記したいと思います。