先週の水曜日から、授業の登録が始まりました。今回は、履修登録の様子をご紹介したいと思います。
授業を選ぼう
当たり前ですが、登録の前に授業を選びます。選ぶ時に参考にしたものは、シラバスと非公式の授業評価の2つ。
シラバス
シラバスは、インターネットから見ることができます→ Campus
在校生でなくてもシラバスを見ることができるので、IHEIDに興味のある方は、みてみると面白いかも。授業の開講される曜日や時間、内容、参考文献、課題の内容、評価方法まで細かく書かれているので、なかなか読み応えがあります。
非公式の授業評価
なんだかあやしい名前ですね。とはいっても、GISAという生徒会のようなところが実施したアンケートをまとめたPDFで、履修登録期間の前にGISAから全生徒のメールにGoogle docsのリンクが送られてくるという、きちんとしたものです。
各授業ごとの回答数は多くないのですが、生徒の声が聞ける貴重な場として重宝しています。教師の知識や授業の進め方、時間配分、資料が効果的か否かなどの教授に関する項目、TAに関する項目、課題や授業内でのワークなど受講生の勉強についての項目、さまざまな項目の授業のおすすめ度の4つのパートからなるアンケートで、各パート7~8の質問があって、評価内容が細かいのがポイント。
自分の取りたい授業のアンケートが見つからない場合も(おそらく昨年と今年の開講される授業が違うから評価自体ないものもあるのだと思います)、同じ教授が開講した他の授業の評価を見れば、少なくとも教授に関する項目は少なくとも参考にできます。
授業を登録しよう
さて本番、授業の登録!なんかいろいろ新鮮でおもしろかったので、印象に残っていることを紹介しますね。
公平性のためにめっちゃがんばってる。
ただの感想になってしまいました。でも、全ての学生が平等に取りたいものを取れるようにするっていう意気込みがめちゃくちゃ伝わってくるのです。すごい。
まず、学生はみんな、1日1クラスずつ登録していきます。もちろん、前日やその前までに登録した授業も変更・削除できますが、2日目なら2クラスまで、3日目なら3クラスまで、と登録できる授業数が決まっています。
毎日毎日、履修登録ページを開いて作業するのは正直めんどくさいですが、みんなの希望に合った履修になるには、すごくいいシステムだと思います!!私の大学(日本で今通っている大学)では、履修登録の際に抽選があり、取りたい授業が全部当たる人もいれば、全部外れる人もいました…いや、全部外れるって何?大学とは???
大学や大学院は勉強したいことを勉強する場ですし、そんな運に左右されるくらいならば、毎日サイトを開いてポチッとするくらいなんてことない!
生徒の履修登録にかける熱量がスゴイ…
なんというか、今までの大学で見てきた履修登録とは熱量が違いますね…登録開始1日目は、現地時間の15時から登録開始だったにも関わらず、朝イチから履修登録のことでWhatsappのグループがひっきりなしに動いていて、ちょっと15分くらい目を離したら100件以上の通知が溜まるレベルでした…15時以降も履修登録サイトの状況に関するチャットが常にやりとりされていて、ちょっとしたお祭り騒ぎでした。それだけ学生たちの勉強に対する熱量が大きいということだと思うので、とてもいいなと思っています。
履修登録までのカウントダウン
水曜日以降、毎日現地時間の15時に登録がスタートします。登録が始まるとサーバーが落ちないようにサイトに入れる人数に制限をかけて、入り切らない人は「待機の列」に自動的に並ばされるので、みんな15時の10分前くらいからサイトにアクセスして待ちます。私も5分前くらいにアクセスしてみたのですが…
表示された画面上で、まさかの秒単位のカウントダウンが始まりました。院の事務の人、絶対楽しんでるでしょ。
ちゃんと土日はお休み。
水曜日から始まった履修登録、全部で6日間あります。でも、昨日・今日の週末はちゃんとお休み。大学院の職員の方はもちろんのこと、学生もクラスのことは気にする必要がありません。これってすごくいいことだなと思います。学校に行かなくとも、学校のことを頭の片隅に置いておいたり、家で休日に作業を強制されるのってかなりメンタルによくないですしね。
というわけで、履修登録のあれこれを紹介してみました。いろんなものを見ながら授業を決めて、取りたい授業をちゃんと取るための戦略を立てて、パソコン上のシステムを使いこなし…と履修登録が複雑で大変なのは万国共通なのかもしれません笑