ジュネーヴ留学日記

スイスの大学院生の留学記録。

留学決定まで - 2 -

 - 1 -「留学決定まで①」の続きです。大学2年秋学期からの交換留学への出願プロセスや留学中止になるまでの流れはこちら↓

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留学中止を受けて

中止になったあと(というか実は正式に中止と決まる前から少しずつ動き始めてはいたのですが)、さっそく3年生の秋学期からの交換留学出願に向けてリサーチなどを始めました。この段階で、留学先や自分が留学に求めることを改めて時間をかけてじっくりと考え直しました。考えたことは主に以下の3つです。

  • 留学先の選定条件
  • 留学の目的
  • 4年卒業か5年卒業か

一つずつ、どんなことを具体的に考えたのか書いておきます。

 

留学先の選定条件のリストアップ

Seattle大学の留学はとても嬉しかったし、楽しみだったのですが、実は一つだけ心残りがありました。それは、十分に留学について考える時間をとることができなかったことです。大学2年の秋学期から交換留学に行くためには、大学1年の9月ごろに応募する必要がありました。入学してから5ヶ月、しかもそのほとんどは慣れない大学生活に順応するので精一杯。綿密な留学計画をたてることは無理があったと言えます。

Seattle Universityへの合格をもらって奨学金の準備をしている間、いろんな留学の先輩からお話を伺いました。そして、「こんなことに気をつけて留学先を選べば良かったな」ということに後から気づいたのです。

それを踏まえて、今回は綿密に留学計画を練ることにしました。そのときに挙げた「留学先の選定で重視したいこと」はこんな感じでした。

 

英語圏の国

海外経験が全くない私は(旅行ですら英語圏の国には行ったことがない)、とりあえずはネイティブの英語にどっぷり浸かる経験がしたいと思いました。私の大学の交換留学協定校は、留学先の常連といえる国から名前を聞いたことすらないような国まで、本当に様々です。行ってみたい国はたくさんありましたが、まず最初の留学先国として英語圏の国に行こうと決めました。

 

・英語以外の言語を学べるとなお良い。

欲張りすぎだしそんな地域はなかなかないのですが、英語圏の国でプラスアルファ違う言語を学べる地域というのもあります。(例えばカナダのケベックは、英語圏の国でありながら公用語はフランス語です。)高校までフランス語、大学では二外でスペイン語を学んでいたので、それらの言語も一緒に上達したいな〜と思っていました。留学先を決める際の条件というよりも、理想に近い感じです。

 

・アルバイトができる国

国によって、留学生ビザでのアルバイトが許されている国と禁止されている国があります。留学先でバイトができたらいい経験だし、留学中にお金も稼げる。一石二鳥なのでここは譲れないポイントでした。

 

インターンができそうな団体があるかどうか

留学先では、アルバイトだけじゃなくてインターンもしたい!ということでこの条件です。当時の自分が勉強したい内容は、JournalismやCommunicationとエシカル消費という二つの分野を組み合わせたものでした。大学ではJournalismやCommunicationなどを専攻し(交換留学生という履修の柔軟性を活かしてエシカルに関する科目もとりつつ)、インターンエシカル消費に携わるNGOなどを探して、自分の勉強を深めていこうと思っていました。

 

・自分が勉強したい分野が強い国

国によって分野ごとの強みがあります。例えばエシカル消費であれば、アメリカよりもイギリスの方がエシカルなどの分野が盛んです。これは正直、単なる「国のイメージ」という側面も強いかもしれません(ネームバリューのような)。ただし、留学の奨学金申請のときや就活で留学をアピールするときなど、後々自分の留学について語らなければいけないとき、重要かもしれないと考えたのです。

 

・大学のネームバリューや世界ランクなど

これも、とても表面的なことですね。ただし、後々アピールするときにとても重要かもと言うことに気がつきました。世界ランクに関しては、当時応募しようとしていたトビタテの奨学金には、「世界ランキングトップ100の大学に留学する人のみが応募できる枠」というものがありました。間口が狭くなるので倍率が低くなるのはもちろんのこと、こうやって大学のランキングなんかも見られるんだと気づいて、応募の際に調べようと思いました。

 

・大学の立地・建物や街の様子(特にキャンパスや寮の周り!)

近くにカフェがあるとか、公園があるとか、街も田舎なのか都市なのか、立地はとても大事です。のどかな街でのんびり暮らす良さもある反面、都心の大学であればインターンの機会なども増えてくると思います。キャンパスは、広大なキャンパスで伝統的な雰囲気の建物に憧れていたので、絶対条件ではありませんが必ず応募前に調べようと思っていました。

 

留学の目的の再考

これは、留学先の選定条件と並行して考えました。もともとは、英語力を伸ばすことと、異文化で暮らす経験を求めて留学してみたいなぁとなんとなく考えて決めた留学。しかし先ほども述べたように、奨学金の申請などをする中で、自分の留学計画の甘さに気がつきました。それは国選びなどはもちろんのこと、留学の目的が甘いなと思ったのです。

せっかく留学に行くなら、ちゃんと準備をして実りの多いものにしたい。そう思って、[過去の経験 ― 今の自分 ― 留学中 ― 留学後・将来]のフローを考えました。私は過去にどんな経験をして、何をきっかけに留学に行こうと思って、どうやって留学先の国や大学を選んで、留学に何を求めていて、留学先で何を達成したくて、それは帰国後の大学生活や卒業後の将来にどうつなげたいのかをひとつひとつ、できるだけ具体的に深掘りしていきました。

コロナの自粛中はバイトも大学の授業もなく、時間がたっっっっぷりあって熟考することができてよかったな、と今振り返って思います。

 

4年卒業か5年卒業か

これは大きな悩みどころでした。

もともと大学2年の9月から留学に行こうとしていたのは、就活に間に合わせて4年で大学を卒業するためでした。5年卒業だと、その分一年多く学費がかかってしまうからです。

ところが、大学3年の9月から留学に行くとなると、留学に行きながら留学先で就活をするか、帰ってきてから就活を始めて5年で卒業するかの2択が濃厚です。めっっっっちゃ頑張れば4年卒業もできなくはないのかもしれない。でも、せっかくの留学の機会、留学先で就活に追われるのはもったいない。5年で卒業にすれば余裕を持ってしっかり就活に取り組める。でも、学費は一年分多くなってしまう…
調べたことは、

  • 留学中の就職活動について
    ボストンキャリアフォーラムの状況を調べる、先輩たちの体験談を聞く、大学の留学カウンセラーに聞くなどしました。)
  • 5年卒業にした際に学費減額などないのか

結論としては、

  • ボスキャリなどで内定を得る人もいるし、コロナの影響で就活がオンラインだから海外から参加しやすいかもしれない。ただし、ボスキャリで内定を得た人はものすごく準備をしてから臨んでいるし、普通の就活に海外からオンラインで参加するとなれば言わずもがな。
  • 5年卒業の場合、残余単位によって学費が約半額になるシステムあり。

留学の機会を無駄にしたくないので、5年卒業の前提で留学に行きたいという結論に至りました。5年卒業の場合の学費減額を示しながら親と相談して、3年秋学期から交換留学に行って、5年間で卒業するという結論に至りました。

 

本当は「留学中止を受けてしたこと」まで書こうと思ったけど、分量がやばいので次の記事にしようかな。