スイス・ジュネーヴ留学日記

スイス・ジュネーヴの大学院生の留学記録。

ロンドン・ヒースロー空港 > ジュネーヴに到着!

Bonjour!

前回の続き、今度はロンドン・ヒースロー空港でのトランジットから、待ちに待ったジュネーヴへの到着までを振り返ります!

 

前回の記事はこちら

a-genevablog.hateblo.jp

 

 

ロンドン ヒースロー空港に到着

現地時間の6時半ごろ、とうとうロンドンに到着しました!JALの飛行機から出ると聞こえてくるのはイギリス英語、ヨーロッパに到着したことを実感します…!

とうとう到着!英語の看板にちょっと気が引き締まります。

と感動している場合ではなく、まずは乗り継ぎの次の便のターミナルまで移動します。今回はターミナル3に到着、ターミナル5からの出発でした。ターミナル間の移動のため、紫色のバスに乗り込みます。

いいタイミングでバスが来て、座れました。ひっきりなしにバスは運行しているようです。

ターミナルに到着後、手荷物の荷物検査やセキュリティチェックを済ませると、あとは乗り継ぎ便を待つだけ!今回は乗り継ぎに約5時間の余裕があったので、いろいろとヒースロー空港を堪能してきました。

 

到着して一番印象的だったことは、私がヒースロー空港に到着したのは9月15日、至る所にエリザベス女王の追悼メッセージが掲げられていたことです。

空港からのメッセージ、各店舗からのメッセージ、いちいち写真を撮っていてはキリがないくらいたくさんのメッセージが掲げられていました。エリザベス女王がどれだけ愛されていた方だったのかを実感します。

こちらは「ヒースロー空港」からのメッセージ。

若き日のエリザベス女王のお写真も。

電光掲示板の中にも。

免税店もそれぞれショーウィンドウに追悼メッセージを。



イングリッシュブレックファストを堪能!

機内では到着の6時間前に機内食、そして到着の数時間前にコーンマヨパンが出たのですが、時間もあることですし、いつ食事にありつけるかもわからないので、朝ごはんを食べることにしました。せっかくイギリスに来たのだからイギリスらしいものを、とフルのイングリッシュブレックファストをチョイス。

Full English Breakfast

実のところ、メニューに記載されていた1200キロカロリーの数字にひるみそうになりましたが、お料理が届くとその数字にも納得できるほどのボリュームでした!特に衝撃を受けたのは、ベーコンやソーセージが肉肉しいこと!ジューシーで、噛めば噛むほど肉の旨味がじゅわっと染み出すのです。これはおいしい!!

さつまいも好きな私にとっては、こちらのプレートのさつまいもにも驚きまして。ヨーロッパに住んだことがある方ならご存知かもしれないのですが、こちらのサツマイモはオレンジ色でふにゃふにゃしているのです。水分を多く含んでいるのでしょうか。(写真で、卵の隣にあるオレンジ色のものがサツマイモです。)Sweet Potatoといっても日本のさつまいもほど甘みはありません…

イングリッシュブレックファスト、とってもおいしかったのですが、イギリス料理がまずい、おいしくない、と言われる所以がなんとなくわかった気がしました。というのも、全て素材本来の味を堪能するからです。例えば、日本でたまごをといて焼くならば出汁を混ぜてだし巻き卵にしたり、砂糖を入れたたまご焼きにしたりしますね。しかしたまごはただ油で炒めただけ、ポテトもただ焼いただけ、お肉もただ焼いただけ、あとはお好みでテーブルにある塩コショウをふって食べます。食材それぞれの味を堪能できますし、私は薄味が好きなのでとってもおいしかったですが、濃い味を食べ慣れた人にとっては味気なく感じてしまうのかもしれないと思いました。
念のためもう一度書いておきますが、私にはとってもおいしかったです!!

 

ヒースローを探索

朝食を堪能した後は、空港を探索したりしながら時間をつぶしました。印象的なことを写真でいくつかご紹介。

 

キオスクにいた、イギリスらしいかわいいワンちゃんのぬいぐるみ。

 

 

キオスクでは、サンドイッチやサラダ、ラップロール、写真にはうまく写っていませんが至るところでお寿司も売っていました。上から2段目、パックに入っているものがお寿司です。

サーモンロールとカリフォルニアロールばかりですが(笑)、日本のお寿司が軽食として浸透していることを感じました。とにかくどれもサイズが大きい!

 

 

イギリスといえば!なWalkersのショートブレッドもたくさん並んでいました。棚が一面、いろんな種類のWalkersで埋め尽くされていたところも。

 

 

当たり前ですが、日本では高い洋書がリーズナブルに手に入ることに心躍ります。

 

 

ユニバも顔負けのハリーポッターショップも。店員さんはもちろんマントにマフラーをつけています。寮のエンブレムのグッズや百味ビーンズ、オリジナルの魔法の杖まで売っていました。

 

スタバ=混雑というのはどこの国も共通なのでしょうか…?笑

個人的にチェックしたかった、スターバックス。混雑していてあまり写真は撮れませんでしたが、日本と同じパンプキンスパイスラテが販売されていることに感動。大好きなパンプキンスコーンも見つけました!

 

スタバのサンドイッチのラインナップはやはりイギリスの方が豊富です。そして大量のバナナ!

少し見づらいのですが、スタバのフードのお値段はこんな感じ。

 

最後に、ヒースロー空港にあっていいなと思ったのが、こちらのウォーターサーバー!誰でも無料で水をくむことができます。自分の水筒や空のペットボトルに水を入れれるのでとてもエコフレンドリーですし、お財布にもやさしいので一石二鳥です。日本の空港にもあればいいのにな。

 

とっても広いヒースローの第5ターミナル。
ほとんどすべてのお店でクレジットカードが使えたのも、乗り換え客に優しいところ。

こんなふうに過ごしていたら、あっという間に5時間がすぎました。初めは5時間の乗り継ぎはちょっと長いと思っていたのですが、イングリッシュブレックファストを堪能できたのも5時間という時間の余裕があったからだと思います。もし3時間だったらサンドイッチを買っていそいそと飛行機に乗り込んでいたところだったね、と友人と話していました。

 

さあ、とうとうブリティッシュエアラインに乗ってジュネーヴに向かいます!ヒースローからジュネーヴまでは1時間のフライトです。

ヒースローでは、搭乗口は直前に発表されます。

British Airwaysの機内ではペットボトルの水とポテトチップスが配られました。このポテトチップス、めちゃくちゃおいしかったです…!!イングリッシュブレックファストでお腹いっぱいだった私は機内では食べずに、あとで寮についてから食べたのですが、周りの席の人が(しかも隣の人は寝ていて食べていないのに)袋を開けただけでじゃがいもの香りが漂ってくるのです。しかも、コンソメやのりしおの香りではなくて、"お芋の香り"です。すごくないですか?!

 

今回お世話になったBritish Airways機。小さめの機体です。

 

そしてあっという間にジュネーヴに到着しました!!今度は、聞こえてくるのはフランス語。パスポートコントロールに並ぶ人の多様性に国際都市ジュネーヴの片鱗を感じてワクワクしました。

預け荷物の受け取り場所もこじんまりとしています。

ジュネーヴ国際空港は、とても小さな空港です。ヒースローと比べて小さいのはもちろんですが、サイズ感は日本の地方の空港と同じくらいでしょうか。私が以前日本を旅行した時の、函館空港出雲空港と同じくらいの規模でした。これが国際空港なの?!とちょっとびっくりしたくらいです。ジュネーヴ空港はヒースローや羽田とは違って、すぐ近くに山が見える景色が広がっていることにもびっくりしました!

ひとつ、もしジュネーヴに来られる方がいたら…。いろいろなところで、ジュネーヴ空港から目的地までの片道の無料切符が配られているという情報があるのですが、今はもうないようです(2022年9月現在)。空港スタッフのおじちゃんにも、空港にある交通機関の切符売り場の窓口のおばちゃんにも聞いてみたのですが、「それは終わって今はないよ」と言われてしまいました。

 

こんなふうに、ついに留学先に到着です!ジュネーヴに到着した時には、「ここで2年間過ごすのか…!」と感慨深い気持ちになりました。

Bienvenue! (フランス語でWelcome!) はお店など、ジュネーヴの街でよく見かけます。
これが私にとって初の"Bienvenue!"でした。

みなさんも長旅をご一緒していただきありがとうございました。ヒースロー空港は早朝からお店もたくさん開いていて、とても楽しい空港でした。トランジットの際は、ぜひヒースロー、おすすめです!そして日本の空港も、早くこんな風に活気が戻ったらいいのにな、と思っています…